社会構造的に「結婚できない男女」がいる大問題

時代が変わっても根本は変わっていない

山田:欧米だと、そういうところで女性が1人でいたら男性が声をかけますが、日本の場合、ナンパや偶然の出会いで付き合って結婚するケースは少数派。およそ5%程度です。これはずいぶん前から増えても減ってもいません。よく知らない人と付き合うのは危ないというリスク意識がすごく高いんです。

植草:その割には出会い系サイトに登録してしまう人が多い印象も受けます。出会い系サイトでは、異性に会うことができても、結婚までつながりにくいのでは、と思うのですが。

山田:いわゆる出会い系サイトで付き合ったり結婚したりする人は、5%以下でしょう。「遊び相手」を求める人が多いのでは。

男性はモテる人とモテない人に二極化

植草:学生さんのような若い人も恋愛しなくなったと聞きます。どうしてだと思われますか?

今の若い人は恋愛に対して消極的になっている、と語る山田氏(撮影:今井康一)

山田:リスク回避ですね。問題のある人と付き合いたくないんです。

結婚がしにくくなっているという事実が知られてきたので、「恋愛相手=結婚する相手」という確率が高まってくる。そのため結婚相手にふさわしくない人と付き合うのは時間とお金の無駄だと考える。

「好きという一時的な感情で付き合ってはいけないと思います」と言う学生もいますよ。どんな調査においても、今の若い人は恋愛に対して消極的という結果になっています。

植草:弊社では、お互いのデータとしてはぴったりの相手とお見合いしても、恋愛経験がないので自分が相手からどう見えているかわからずうまくいかない、という例が結構あります。とくに男性に恋愛経験が少ないがゆえの失敗が、しばしば見られますね。

山田:男性は、モテる人とそうでない人に二極化しています。女性は恋愛経験がある人は結構いるようですが。

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