「寄付で城主に」国宝指定を目指す奇抜アイデア

福井・丸岡城、市民有志がプロジェクト開始

百口城主プロジェクトの制度概要を議論したワークショップ=7月17日夜、福井県の坂井市城のまちコミュニティセンター(写真:福井新聞)

国宝指定を目指す丸岡城(福井県坂井市)のにぎわい創出に向け、城ファンから継続的な支援を募る坂井市の「丸岡城『百口城主』市政参画プロジェクト」の概要が固まった。寄付の金額や期間をポイント換算し「奉行」「家老」「城主」へとランクアップし、特典を提供する。7月23日から募集を始める。

毎月自動的にふるさと納税が行われるクレジット決済サービスを使い、「百口城主」として募る。17日夜に同市城のまちコミュニティセンターでワークショップを開き、協力団体「丸岡城天守を国宝にする市民の会」のメンバーら約20人が議論した。

寄付ポイントごとに身分がランクアップ

千円の寄付を1ポイントに換算する。月々の寄付は2千円から受け付け、ひと月のポイントの上限は10ポイントとする。丸岡城を訪れたりイベントに参加したりすると、まとまったポイントを進呈。50ポイントで家老、100ポイントで城主になり、身分証明書を発行する。

百口城主には丸岡城に関連する情報を発信し、寄付額や身分に応じて丸岡城ペーパーキットなどの特典を用意する。8月23~25日には東京で「百口城主の集い」、11月16、17日には市内で「お成りツアー」を開催する。

この日のワークショップでは集いの内容について、発泡スチロールを使った野面積み体験、よろいの製作実演などのアイデアが出た。丸岡高校地域協働部からも1年生の男子生徒(15)が加わっており、身分の名称は同部の案が採用された。

今後は城主募集に向けた広報のあり方なども検討していく。

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