福井への観光客1600万人を支えた「恐竜」効果

国体開催、幕末明治福井150年博も後押し

福井県内の観光客は調査を開始した平成以降、最高となった。写真は前年同様1位をキープした東尋坊(写真:小太郎/PIXTA)

2018年の福井県内観光客まとめによると、入り込み数(実人数)は前年比5.7%増の1696万9000人だった。実人数の調査を始めた平成以降、最高となった。

主要観光地で入り込み数(延べ人数)が100万人以上だったのは、東尋坊(坂井市)と福井県立恐竜博物館・かつやま恐竜の森(勝山市)、武生中央公園(越前市)の3カ所で1カ所増えた。観光消費額も4.5%増の1313億円で最高だった。福井県が6月11日発表した。

北陸新幹線金沢開業効果で大幅に増加

1600万人台は北陸新幹線金沢開業効果で大幅に増加した2016年以降、3年連続。

福井県観光客入り込み数(推計)の推移(図:福井新聞)

入り込み数の内訳は、県内客が前年比11.0%増の885万4000人。県外客は0.5%増の811万5000人だった。全体のうち日帰り客は1372万8000人、宿泊客は324万1000人となっている。

県内主要観光地の入り込み数は、東尋坊が135万4000人で0.7%増と横ばいながら1位をキープ。2位は福井県立恐竜博物館・かつやま恐竜の森で、2018年公開の映画「ジュラシック・ワールド炎の王国」とのタイアップ効果などで10.3%増と大きく伸びた。

3位の武生中央公園は、2017年夏にオープンしただるまちゃん広場が家族連れに人気で、初めて100万人を超えた。それ以外は大雪に伴う外出控えなどで減少した観光地が多かった。

四季別の入り込み状況をみると、福井国体・全国障害者スポーツ大会が開かれた秋(9~11月)が17.4%増と大幅に伸びた。福井県観光誘客課は「県内全市町で国体・障スポの競技が行われたことや、県内全域で展開した幕末明治福井150年博の効果で伸びたのではないか」とみている。

県外客を出発地別にみると関西が339万人でトップ。中京201万8000人、北陸119万8000人、関東76万人と続いた。関東からの入り込み数が4.3%増で最も伸びており、その要因について同課は「上野駅や大宮駅など、首都圏でのプロモーションを継続したことで増えたのでは」としている。

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