「やる気スイッチ」ドーパミンを増やすコツ

小さな目標を設定し「見える化」してみよう

「やる気」スイッチには、ドーパミンと脳の構造が大きく関わっています(写真:Kazpon/PIXTA)
体内でつくられ、生命活動をコントロールする「ホルモン」。その一つ、生きる意欲をつくるホルモンがドーパミンです。ドーパミンは、達成感や快感、爽快感、喜び、感動などをもたらしてくれます。そんなドーパミンがたくさん分泌される「魔法のスイッチ」はどこに? 加藤雅俊さんの最新刊『奇跡のホルモン・スイッチ――潜在能力を引き出す』からお届けします。

失敗する社長と成功する社長は目標の立て方が違う

私のオフィスは高層ビルに入っているのですが、以前、私のオフィスの上の階に、名の知れた社長さんの会社が入っていました。その人は、よくテレビでも取り上げられていたIT社長でした。しかし、2~3年はメディアをにぎわしていたものの、やがて失脚していきました。

これは、私の推測ですが、彼はきっと「お金持ちになりたい」という気持ちでビジネスを始めたのだと思います。もちろん、お金持ちになりたいというのは、起業する上で当然の願望なので、否定するつもりはありません。

けれども、彼にとって問題だったのは、本当にお金持ちになれたということです。普通は、願っても大金は手に入りません。だからみんな、試行錯誤して努力を続けます。

「幻冬舎plus」(運営:株式会社 幻冬舎)の提供記事です

でも、彼はものすごいスピードで成功し、大金を手にしました。そして、早くに目的を達成したため、仕事の中でお金以外の目的を見出せずにドーパミンを出すことができなくなり、お金持ちになったことで、無気力な状態に陥ったのではないかと思うのです。

私はいろいろな企業の経営者ともお付き合いがありますが、本当の意味で成功する社 長というのは、お金を目標にはしません。「こういうことがしたい」「仕事が楽しい」「人の役に立ちたい」という思いこそが出発点であり、お金はあとからついてくるものだと考えています。

たとえば、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏は、総資産が10兆4000億円ですし、日本人では、ソフトバンクの孫正義氏が、2兆3000億円です。彼らも、生活のために働いているわけではないでしょう。

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