絶対役立つ!「子連れ防災」で本当に必要なこと

家族が揃うGWにぜひ話し合っておきたい

災害時、家族や子どもを守るのは、「誰にでもできる簡単な防災」と「誰でも手に入れられる本当に必要なもの」でした(写真:TATSU/PIXTA)
地震だけでなく、夏の台風や集中豪雨、大雪など、1年中自然災害に見舞われる日本。「災害から子どもを守りたい」「地震が来たら不安」というママやパパが多いが、いったいどうしたらいいだろうか。
そんな質問に多く答えてきたのが、東日本大震災後、年間400回の保護者向けの防災講座を開催しているNPO法人ママプラグ。簡単にできる防災、本当に必要な防災について、同法人アクティブ防災事業代表の冨川万美さんに教えてもらった。

災害時、家族に何が起きるのか

「災害時、子どもの命は何が何でも守りたい。自分の命に代えても」――。

そうおっしゃるお父さん、お母さんはたくさんいらっしゃいます。お気持ちはよくわかります。でも、被災者の方々の声を聞いていると、それはとても難しいことです。

冨川万美さん(写真提供:祥伝社)

東日本大震災が起きた時刻を思い出してみると、14時46分は、保育園の子どもはまだ園にいて、小学生低学年の子どもはちょうど下校時刻。つまり、保護者とバラバラの場所で被災した家族が多かったのです。その結果、子どもの居場所がわからずにただただパニックになったママや、家族と合流できないパパ、さらには子どもを心配するあまり、沿岸部の保育園に向けて車を走らせて津波の犠牲になった人もいました。

同じ部屋にいたとしても、震度7クラスの揺れでは子どもに駆け寄ることすら不可能です。だからこそ、必要なのは普段から、災害時に自分の身を守るための術を遊びながら、身に付けていくことです。

そして、もう1つ、大切なのが「本当に必要なものを備えておくこと」と「日々の生活の見直し」です。

災害時に適切なタイミングで避難ができさえすれば、命は助かります。子連れ家庭にとって大変なのはそこからです。災害後に避難所で過ごすのは、我慢がきかない小さなお子さんのいる家庭には非常に難しいことです。また、子どものいる家庭に必要なミルクやオムツなどは支援物資で届きづらいです。ですから、最低1週間は自宅で安心して過ごすための備えが必要なのです。

では、具体的にどのようなものを備えたらいいでしょうか。

例えば市販の非常用バッグを購入しても、子連れ家庭にはそれでは不十分です。まずは、被災者の体験談から本当に必要なものを学ぶこと、そして普段の生活を見渡して、家族や子どもそれぞれに必要なものを備える『オーダーメイド備蓄』が必須です。

『全災害対応! 子連れ防災BOOK 1223人の被災ママパパと作りました』に被災者の声を掲載していますが、そこからは本当に必要な防災グッズも見えてきます。

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子どもをめぐる悲惨な事件が後を絶たない。親からの虐待、保育園事故、不慮の事故……。子どもの命の危険とその解消策を検証した。長時間労働が深刻な児童相談所の実態、低賃金・高賃金の保育園など保育士の処遇に関する独自調査も。