社会人力を一段上げる「通勤電車のしごと術」 行き帰りを有効に使わないのはもったいない

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通勤時間の有効活用で社会人生活の充実度が違ってくる (写真:EKAKI/PIXTA)

新入社員として、異動になって、あるいは転職して――。4月から新しい職場に通い始めた若手社員の方は多いだろう。

業界や職種や勤務地はもちろんそれぞれ違うはず。ただし、多くの皆さんに共通していることが1つだけありそうだ。それは「朝、通勤電車や通勤バスに乗る必要がある」ことだ。

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もちろん「俺は自動車通勤だ」「私は自転車通勤派よ」、果ては「リモートワークですが何か?」という方もいるだろう。しかし都心部で会社勤めをしているならば、ほとんどが通勤ラッシュの時間帯を中心に電車で通っているはずだ。

一方で、慣れない新しい職場。「時間がいくらあっても足りない」と感じる方も多いはずだ。しかも「仕事は効率的にスピーディに終わらせ、残業しないで帰れ」が、今や社会の合言葉だ。

通勤時間をムダにしない

そこで「通勤電車の有効活用」である。

「通勤時間なんて、たいした時間じゃないだろ」と侮るなかれ。総務省統計局の「社会生活基本調査」(平成28年実施・最新版)によると、日本人の1日の平均通勤・通学時間は1時間19分。仮に電車・バス通勤だったとして1年間分(土日祝日や年末年始を除く平日)の通勤日数を計算すると、250日程度になる。250日×1時間19分で計算すると、約330時間にも及ぶ。

およそ14日分に相当するのだ。これをどう過ごすかで仕事の達成度も人生の充実度も変わりそうな気がしてくる。

そこで『通勤どこでも仕事術』著者で、ビジネス書作家の美崎栄一郎さんに取材。さらに通勤電車を有効活用している先輩ビジネスパーソンのコメントも加えて、「通勤電車のしごと術」を紹介していく。ぜひ通勤途中に読んでいただきたい。

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