「週末婚」を選んだ20代夫婦の本音とリアル

結婚しても週末しか会わない生活とは?

高校時代からのお付き合いを実らせて結婚するというのは「純愛」的な雰囲気があります。しかし他の人とのお付き合いを考えたことなどはなかったのでしょうか。

「人生を共に生き抜くパートナーとして、彼は信頼に足る人物でした。『信頼できる人』は、なかなかいません。私は、母親から家事をしっかりと教えられています。家事と、精神的な支えの面で、彼の役に立てると思いました」(後藤さん)。

こうして入籍した後藤さんでしたが、どうして週末婚を選んだのでしょうか。

「長期的な関係を望むからこそ、週末婚を選びました。日本の社会では『結婚=同居』という価値観がありますが、私はそれぞれにとって心地よいかたちを選ぶのが一番だと思っています。多くの人が実践している方法が、自分の心地よさにフィットすることもあれば、フィットしないこともあります」(後藤さん)。

それでは、友人など周りの人は「週末婚」についてどのような反応を示すのでしょうか。後藤さんによれば、伝えた際には2種類の反応をする人がいるとのこと。一つ目は「そういう方法もあるね」と受け入れてくれる人。2つ目は「夫婦は一緒に住むべきだ」とネガティブなとらえ方をする人。

「以前は、受け入れてもらえない場合は少し寂しい気持ちになっていましたが(笑)、今はそれほど気になりません。受け入れない人がいることは、むしろ普通です」(後藤さん)

それでも「伝えた人のうち、多くの人はわりと受け入れてくれていると思います」と後藤さんは言います。これも多様化している現代の暮らしを表しているように感じます。

別居婚では「生活力」が必須

現在、後藤さんは会社の近く、夫は自身の会社の近くに住んでおり、ドアtoドアで約40分程度かかるそうです。休みの日には、後藤さんの夫の家に行って過ごすとのこと。夫宅には後藤さんの部屋もあるそうです。

「旦那の家選びは、彼に任せました。私は『駅から徒歩3分以内で』とだけお願いしました」(後藤さん)。

料理が好きな後藤さんは夫の家に泊まる時に、食事を作り、一緒に食べるそうです。食事以外は、お互い別々のことをしたり、自分の部屋で過ごしたりすることが多いそうです。

「そういえば同じ趣味もないですね(笑)旦那は福岡出身なのでホークスの試合観戦によく出かけますが、私が同行するのは年に1度くらい。無理にあわせるのではなく、互いが、互いの楽しいと思うことをするのが一番だと思っています」(後藤さん)。

恋人時代も夫婦になってからも、生活はほぼ変わらないといいます。

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