就活セクハラ「OB訪問アプリ」の危険すぎる罠

広告代理店や不動産大手でもトラブルが…

自身も就活アプリでセクハラを受けたと話すのは都内の大学4年の芽衣さん(仮名・22)。長いさらさらストレートヘアが印象的。

悔しさをにじませながら自身の嫌な記憶をたどる芽衣さん(写真:週刊女性PRIME)

「(ニュースを見たとき)私と同じだ、と思いましたね。それですぐにツイッターで自分のセクハラ体験をつぶやきました。普段は知り合いから数件のいいねをもらう程度なのに、賛同する声や数十件のいいねがついて驚きました」

広告代理店を希望する芽衣さんは早い段階でOB訪問アプリに登録して情報を集めていたという。

「私みたいな知名度の低い大学の女子は立場が低いので、ほかの学生よりも頑張らなくてはいけないという思いが(相手を)つけあがらせたんだと思います」

芽衣さんは悔しさをにじませながら自身の嫌な記憶をたどる。

「二次通ったら身体だかんな」

「アプリは顔写真の登録が必要なので、モリモリに加工してすごい可愛い女の子に仕上がりました(笑)。するとすぐに大手広告代理店勤務を名乗るノブという男性から連絡が来て、アプリ上だと話せないことが多いからという理由でラインのQRコードを送ってそれからは直接のラインのやりとりが始まりました」

ラインでのやりとりになったとたん雰囲気が「くだけた」という。

「急にため口になって、エントリーシートを通してあげるから合コンセッティングして、と言われ合コンしたらすごいおじさんが来た。自称35歳だったけど、軽く40歳は越えてたと思う。ラインのアイコンもパパっぽい感じだったし妻子持ちだと思う」

ノブの要求はどんどんエスカレートし、

「エントリーシートを通ったら今度は2人での食事を強要されて。キモくて嫌いなタイプなのでいつも友達を連れて行っていたんです。3回くらいそれを繰り返したら豹変して怖いラインがきたんです」

芽衣さんはそのラインをすかさずスクショとして残し、何かあったら告発しようと思っていたという。

芽衣さんとノブのLINEのやりとり。日付が今日になっているのは「怒りと恐怖で速攻スクショした」からと(写真:週刊女性PRIME)

「以前からエッチな画像を送れと言われていて、適当にごまかしていたら急に“自分の立場わかってんの?”ときて。なんかゾゾッとして谷間を寄せたキャミソール姿の写真を送っちゃいました(笑)」

そのかいあってかはわからないが芽衣さんは二次面接まで通ったという。

「二次通ったら身体だかんな、とかいつも言われていて、こんなやつと働くのは嫌だと思っていたけど最終面接で落ちました(笑)。(性行為を)したら受かったのかな。でも結果、受からなくてよかったです。あんな男の性奴隷にされたら地獄ですもん」

芽衣さんは大手ではないが広告代理店に無事内定した。

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