瓶入り牛乳が福井の学校給食からなくなる背景

紙パック移行に、児童から残念の声

学校給食で毎日出される瓶入りの牛乳。新年度から福井県内で姿を消すことになりそうだ=2月14日、福井県福井市日之出小学校(写真:福井新聞)

福井県内の学校給食から瓶入りの牛乳が姿を消すことになりそうだ。給食用牛乳を供給する3社のうち明治の北陸工場(石川県野々市市)が9月末で牛乳の製造を終了するため、新年度は2社で担うことになり、配送や安定供給の面から瓶より軽く回収の必要がない紙パックへの変更を求めているからだ。

全国的には紙パックが7割と主流だが、県内は瓶が9割を占めていて、学校からは「瓶に口をつけて飲む方がおいしく感じるのに……」とさみしがる声も聞かれる。

福井県生産振興課などによると、2018年度の学校給食用牛乳は、明治の北陸工場と「毎日牛乳」の日本酪農協同滋賀工場(滋賀県大津市)と近畿工場(大阪府和泉市)、アイ・ミルク北陸の本社工場(石川県能美市)から供給されている。

明治は「相当のシェア」(同課)を占めていたが、昨年8月に北陸工場の製造終了を県に伝えてきたため、2019年度は残る2社でカバーすることになった。

重い瓶より紙パックにして配送を効率化

そのうち日本酪農協同は、配送の効率性から紙パックへの変更を求めている。瓶は紙パックより重い上、運ぶためのケースは瓶と瓶の間を仕切らなければならず容積も大きくなる。配送トラックには回収した瓶を載せるスペースも確保する必要があり、1回に積める量は紙パックの方が「1.5倍から2倍になる」(北陸営業所)という。

これにドライバーの人手不足も加わり、担当者は「紙パックに変えてもらわないと物理的に配送が不可能」と理解を求めている。

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