上司の誘いを断れない人が陥る「思い込み」

人間関係の義理は積極的に欠いてもいい

「上司の誘いを断ったら出世できない」は真っ赤なウソだと佐々木さんは言う(写真:KY/PIXTA)
「期待しすぎずに、楽観でいこう」元・東レ経営研究所社長の佐々木常夫さんが晩年について語った『人生は理不尽』(幻冬舎)が刊行されました。佐々木さんは東レ時代、肝臓病とうつ病を患い自殺未遂を繰り返した奥さまと自閉症のご長男を支えながら、必死に取締役にまで上りつめるも突然、左遷人事を言い渡されてしまいます。なぜ私が…そんなやりきれない想いに悩みますが、「なんとかなるさ」と前を向き『ビッグツリー』『そうか、君は課長になったのか。』とベストセラーを著しました。そんな佐々木さんも74歳。死を意識するようになった今、何を想うのか。人生の暗夜に苦しむ全ての方に贈るメッセージです。

かたちだけの付き合いはすっぱりやめる

サラリーマン時代の義理でのつき合いなどは減らしてしまうに限ります。形式的なつき合いをやめれば、自分にとって大切な関係がおのずとわかり、より充実した人間関係作りができるのではないでしょうか。

私も70の声を聞いて以後、人間関係を大幅にダウンサイジングしました。

お中元やお歳暮はもちろん、年賀状もかなり減らしました。60代までは400枚ほど出していましたが、今ではたった50枚。

特に挨拶もなく一方的にやめてしまいましたが、そもそもこういうものは虚礼ですから、やめたからといって失礼に当たることもありません。

「幻冬舎plus」(運営:株式会社 幻冬舎)の提供記事です

かたちだけのつき合いなら、すっぱりとやめたほうがお互いのためということもなきにしもあらず。人間関係の義理は積極的に欠いていいのです。

もっとも、私が義理を欠くようになったのは今に始まったことではありません。二次会には行かないなど、現役のときからよく義理を欠いていました。

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