雪でエアコン停止!?寒い日こそすべき対策 危機回避のコツは「積もる前」にあった

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霜取り運転では、暖房と逆の流れが発生する

「故障と誤解されがちですが、あくまでエアコンの正常な動きです。15分ほど待って暖房運転が再開すれば、何の問題もありません。とくに霜が付きやすい朝方は、エアコンのスイッチを入れてもすぐには温風が出てこないケースがあります」(神戸氏)

では実際、どうしたらエアコンの不具合を予防・解決できるのだろうか。

「周囲30センチ」の雪かきが勝敗を分ける

「雪が降った後の対応はもちろんですが、実は積雪前のケアが重要です」と、神戸氏は力強く語る。

室外機の周りに置かれがちなゴミ袋や植木鉢。エアコンの運転を阻害しているかもしれない

「まずは、室外機の周りから障害物を取り除いておくこと。降雪の有無にかかわらず、普段から室外機の周りには物を置かないようにしてください」(神戸氏)。

毎年大量の雪が降る寒冷地向けには、室外機に雪が入り込むのを防ぐ防雪フードや、室外機を高所に設置するための台もある。

いざ雪が降ったら、エアコン専用ブレーカーをオフにしたうえで、室外機の周囲約30cmの雪かきをすること。室外機の上に積もった雪も、落下して吹き出し口・吸い込み口をふさぐリスクがあるため取り除こう。その後、エアコンの電源を入れ直せば正しく稼働するはずだ。

室外機を守るため、少なくとも周囲30cm分の雪かきをしよう

室外機の内部が凍結して運転が停止してしまった際には、基本的には自然に溶けるのを待つ必要がある。とはいっても、雪が積もるほど寒い日にエアコンが効かなくなれば一大事。すぐにでも復旧させて暖まりたいのが正直なところだ。

そこで、どうしても早く復旧させたいという場合には、室外機に湯気が立たない程度のぬるま湯をかけて雪を溶かすのも有効である。ただしその際には、吹き出し口から室外機内部に入り込んだ雪を流しきるまで、ゆっくりとお湯をかけることが必要だ。

また大雪時には、ヒートポンプ式給湯器(エコキュート)の運転が停止してしまうケースもある。気温が0℃を下回ると、配管が凍りお湯が出なくなってしまうのだ。これに対しては、事前に蛇口を開けて1分間に200ml程度の微量の水を流しておくことで、凍結防止になるという。

こうした大雪時のエアコンに関する課題とその解決方法について、ダイキンはWeb上の「空気の困りごとラボ」で紹介している。大雪以外にも花粉や乾燥、熱中症、熱帯夜など季節ごとに発生するさまざまな生活課題がコンテンツとして用意されており、心強い。

AI故障診断の画面

加えて同社はWeb上で「ルームエアコンAI故障診断」を展開。例えば「暖まらない」「異音がする」といった、目の前のエアコンの問題を見たまま入力するだけで、ぴちょんくんが解決策を提示してくれるという優れものだ。もちろん、24時間365日使用可能である。

まさに冬本番の今。都内や都市部では、寒冷地と比べて危機感を持ちにくいのも事実だ。しかし、寒い朝に暖房が使えないとなれば死活問題。凍えながら右往左往しないためにも、まずは室外機の状況を確認しよう。日ごろから油断せず、念入りな大雪対策を行っておきたいところだ。

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