強盗で逮捕、イベントサークルの異様な実態 「神7」日大生ら幹部たちの豪勢な日常は…
西麻布の会員制ラウンジで市場には99パーセント出回っていないというウイスキー『白州』を飲み《さっぱりしてて呑みやすく美味しいのでおすすめです》などと浅い感想を述べている。同時に逮捕された清水容疑者の誕生日には、
《相棒であり友であるしょーごの誕生日お祝いを
毎度のことですが年齢の本数以上のシャンパンを》
どこかのバーを貸し切って男女でバカ騒ぎしている。シャンパンタワーは当たり前で、プレゼントはヴィトンのベルトなどをポン!
夏にはセブ島やマレーシアに数名で旅行。格言めいた言葉もたびたび載せている。
《最近の若者は将来のことを考えずに勿体ないな。時間は有限、無駄なことに時間を割かないほうがいい》
そんな村尾容疑者の人物評は「ゴルフのスコアを改ざんする根っからのイカサマ野郎との噂」(大学ゴルフ連盟関係者)と、さんざん。TLについては、逮捕案件以外にも金を騙し取られたなどの相談が10件以上、警視庁に寄せられているという。
インスタントにビッグになりたい?
国民生活センターによると、マルチ取引の相談は年々件数が増え、2018年は9月時点で4192件とハイペースで推移している。
マルチ商法などの被害者心理に詳しい立正大学の西田公昭教授によると、
「今の大学生はインスタントにビッグになりたいという心理が基本にあります。2000年以降、この傾向が強くなっているのですが、背景には大企業の低迷やIT長者の登場などがあります。
セレブな人生に憧れていて、そこに至るまでの地道な努力には思いが至らないんです。何かのチャンスにうまく乗れた人が成功すると勘違いして、このようなマルチ商法にハマってしまうんですね」
村尾容疑者の実家を訪ねたが母親と思われる女性が「何もお話しすることはありません」と言うのみだった。