「震災時のデマ」が善意を元に広がるカラクリ 善意の行動が誰かの不利益招くリスクも

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災害時だからこそ気をつけたい情報収集術とは?(写真:Kyodo/via REUTERS)

この夏、巨大な台風や豪雨被害が日本中を襲った。そして先週9月6日には、北海道の観測史上最も強い最大震度7の地震が発生した。

災害時はSNS上でニセ情報やデマ情報が広まりやすい

災害に対する備えはもちろん重要である。しかし、災害時の情報収集に役立つ「SNSの使い方」にも注意したい。というのも、大きな災害が起きると、SNS上でニセ情報やデマ情報が広まりやすいからだ。

7月の西日本豪雨の時も、ツイッター上でニセ情報が広く出回った。その内容は、「レスキュー隊のような服を着た窃盗グループが被災地に入っている」「犯人が乗っている車は◯◯で、ナンバーは◯◯◯◯」というもの。これを問題視した広島県警は同月8日、不確かな情報を拡散しないよう注意喚起のチラシをホームページやツイッターで発信した。

次ページ人はなぜ「デマ」を拡散してしまうのか?
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