外資系エリートが「苦手な仕事」を避けるワケ

好きで得意なことに絞れば成果は最大に

「何からやるか?」よりも「何をやらないか?」が重要だ(写真:shapecharge/iStock)

 何から手をつけるべきか? どのように優先順位をつけるべきか? ビジネスマンの頭を毎日悩ませるこの難題を、数々の外資系ファンドを渡り歩いてきた交渉のプロが論じる。

好き嫌いを徹底せよ

優先順位という言葉があります。重要度、緊急度に応じて仕事を順位づけするという、きわめて常識的な考え方です。

「幻冬舎plus」(運営:株式会社 幻冬舎)の提供記事です

しかし、私が長く働いていた外資系企業では、優先順位を重視した人よりも、「好き嫌い」や「得意」を徹底した人のほうが、高い成果を上げる結果になっていました。

「好き」な仕事や「得意」な仕事に集中すれば、仕事の効率(パフォーマンス)は間違いなく上がります。仕事に対する飽きや疲れも出にくいし、「モチベーション」は勝手に上がります。「好き嫌い」優先の人たちは、初めは周りの人からの評判も良くありません。しかし、徹底した集中で高い成果を上げるようになると、あっという間に評価は裏返ります。

「苦手な仕事でも頑張れば好きと思えるようになる」「嫌いでも辛抱していれば役に立つときがくる」などというノンビリとした考えには、まったく同意できません。「好きな分野」「得意でやりたいこと」に集中して、さっさと成果を上げたほうが、周りからも認められ、新しい仕事のチャンスがまた「好きな分野」で回ってくるからです。

好きな分野で十分な成果を上げた後に、本当に必要であれば、自分の選択として苦手な分野にチャレンジすれば効率的です。

ところで、好きではない仕事はどうするのか?

他の人にやってもらいましょう。

一見すると自分本位な考え方ですが、自分、という会社のリソース(資源)はもっとも効率よく利用できているわけです。なおかつ、自分が得意でない分野、好きでない分野を得意にしている人が引き受けてくれるなら、会社全体として何の問題もありません。

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