西日本初、「空の警察」女性パイロットの素顔

山岳遭難では現場に7分で到着

福井県警航空隊初の女性操縦士となった黒川裕美巡査部長と県警ヘリ「くずりゅう」=福井県坂井市の福井空港(写真:福井新聞)

福井県警ヘリ「くずりゅう」で上空から治安を守る県警航空隊に、西日本で初の女性パイロットが誕生した。同ヘリは捜索や救助、犯人追跡などの際、平均時速200キロの機動力と広い視野で大きな力を発揮する。「地上で活動する警察官と連携し、県民の安心、安全を守っていきたい」と士気高く、任務に当たっている。

「女性でも空を飛べるのかな」

女性パイロットは、今春県警に採用された黒川裕美巡査部長(34)=同県坂井市。「女性でも空を飛べるのかな」と広島県内の大学を20歳で中退し、航空自衛隊のパイロット養成コースに入隊した。訓練後は主に九州で勤務し、大型輸送ヘリを操縦して離島に物資を運ぶ任務などに従事した。

「福井で生活したい」と30歳の時にUターン。福井市内の病院で言語聴覚士として勤務していたが、「操縦士の技能をまた生かしたい」と思っていた昨夏、5年ぶりとなる県警の操縦士募集を知った。事件・事故現場の情報収集、道路のパトロール、海山での救助、災害支援など警察業務を通じて「地元に貢献したい」と受験した。県警地域課によると警視庁2人、栃木県警1人、千葉県警1人に次ぎ、全国5人目の警察航空隊女性パイロットとなった。

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