「ティックトック」が若者を夢中にさせるワケ 芸能人も中高生もこぞって「ダンス」

✎ 1〜 ✎ 35 ✎ 36 ✎ 37 ✎ 最新
拡大
縮小
今もっとも熱い動画共有サービス「ティックトック」とは?(写真:Fast&Slow/PIXTA)
「ティックトック」という言葉を聞いたことがありますか? ここ最近、テレビやネットの広告が盛んに流れているティックトックは、今もっとも熱い動画共有サービスです。今回は中高生を中心に人気が高まっているティックトックについてお伝えします。

芸能人も中高生もこぞって「ダンス」

テキストでつぶやくことから始まったSNSは、「インスタ映え」の言葉とともに画像の共有がメインになり、現在は動画をシェアする時代が訪れています。動画といっても、かつてのような長い尺の作品や記録ムービーではありません。「ショートムービー」と呼ばれる、数十秒の動画をスマホで手軽に撮影してシェアするサービスが人気を集めています。

この連載の一覧はこちら

ショートムービーという言葉にピンとこない人でも、インスタグラムやフェイスブックに登場したストーリー機能はご覧になったことがあるかもしれません。あるいは、6秒の動画が無限にループされる「Vine」を思い起こすとイメージが湧くでしょうか。短い動画であること、ループすること、ひと目でコンテンツが伝わることなどが特徴です。

そのショートムービーのなかで飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長しているサービスが、「Tik Tok(ティックトック)」です。ティックトックは、2017年12月にiOS無料アプリランキングで1位に輝いた動画サービスで、2018年7月時点でグローバルでの月間アクティブユーザー数は2億人に上ります。運営会社は中国でソーシャルメディア大手「Toutiao(今日頭条)」を運営するBytedance(バイトダンス)で、2016年にティックトックを開始。2017年11月には同ジャンルの動画サービスで先んじていた「musical.ly(ミュージカリー)」を買収し、2018年8月1日(米国時間)に2つのサービスを統合したばかりです。

【2018年8月13日13時50分追記】本記事初出時、ティックトックがミュージカリーを統合した日付を2017年8月2日と記載していましたが、正しくは2018年8月1日(米国時間)でした。

次ページティックトックにはどんな魅力があるのか
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT