成功する人は「失敗はノウハウ」と考えている

「どうしたらやれるか」よりずっと重要なこと

失敗は最高のノウハウです(写真:shironosov/iStock)
ビジネスでトラブルが発生したり、難題が持ち上がったりすると、人は「問題を解決する」方法を考えるものです。しかし、イベントのプロデュース、コミュニティ作り、カフェの運営など、いくつもプロジェクトを実現させてきた水代優氏(著書に『スモール・スタート あえて小さく始めよう』がある)は、「『どうしたらできるか……』と根詰めて考え始めてしまったら、そのプロジェクトはうまくいかない」と言います。

失敗・イズ・ノウハウ

まず僕は、「失敗はノウハウ」――そのように本気で思っています。

うまくいかないことがあったら、「なるほど、こうするとうまくいかないんだな」と、頭の中の“うまくいかないリスト”に書き加えます。それは、次に何かをするときに頼れる参考書になるからです。

たとえばあなたがレストランの支配人だったとします。何冊も料理本を読み込んでいるけれどキッチンに立ったことのない人と、洋食店の厨房に毎日立ち続けてきた人がいたとして、どちらをシェフに採用しますか。

後者だと思います。なぜなら、毎日料理をしてきた人には、本を読んできただけの人が持っていない、数え切れないほどのノウハウがあるからです。

では、何冊も料理本を読んだ人と、厨房に立ち続けてきた人とでは、どちらが料理での失敗をしてきたでしょうか。もちろん、この答えも後者です。

もしも僕が外科医や裁判官なら、こんな悠長なことは言っていられませんが、一般のビジネスにおいては、失敗は最高のノウハウだと思うのです。

「失敗をしたくないから、勉強して知識を仕入れて、練習もしっかりしてから本番に臨みたい」という人もいるでしょう。でも、やってみないとわからないこと、失敗してみないとわからないことはたくさんあります。

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