エアコンが効かない…理由は「室外機」かも

壊れたら、まさに家じゅう灼熱地獄!

風通しを確保するため、室外機設置の際には、壁と一定のすき間を開ける必要がある。前後を物でふさいだり、大きな植物を置いてしまってはいないだろうか。熱交換器にホコリやゴミがたまったり、植物の枝やツルが被さってしまうと、それも風通しを阻害する要因になる。

風通しの良さに加え、「直射日光の当たらない日陰に置くこと」(水倉氏)も重要だ。下記のチェックリストで、室外機が十分に稼働できる環境にあるか確認してみよう。当てはまる項目があれば、まずはここから改善するとエアコンの効きもよくなるはずだ。

*室外機をチェック*
 □室外機の前後にスペースのゆとりはあるか。障害物でふさがれていないか
 □直射日光の当たらないところに置かれているか
 □吹き出し口のフィルターが、ホコリやゴミで目詰まりしていないか 
片山泰三
ダイキン工業 サービス本部 東日本サービス部 テクニカルサポートグループ

同部の片山泰三氏は、「室外機が直射日光の当たる場所に置かれている場合には、通気性を維持しつつ直射日光を避けるような工夫、たとえばよしずを室外機から1m以上離して立てかけるなどが有効です。

このとき、決して自分で室外機を動かさないでください。室外機には室内機とつながるパイプが搭載されており、無理やり動かすと、ガス漏れが発生するなど故障の原因になります」と言う。

室外機はつねに外気にさらされているため、ゴミがたまりやすいのも事実だ。手でさわって取れるゴミなら自分で処理しても良いが、目詰まりを起こしていたり、汚れのこびりつきがひどい状態であれば、業者に頼んで洗浄するのがベストだ。

最近は室外機を覆うカバーなども発売されているが、全面を覆ってしまうものだと、熱がこもる原因になり危険。あくまでエアコンを使用しない期間に装着し、使用期間は外しておくのが適切だそう。

ベランダはまさかの40℃超え!灼熱に耐えられる室外機

外気温が34℃でも、狭小スペースの室外機周辺は45℃近くにまで上昇するケースがある

今年のように気温が高い日が続くと、コンクリートの上やベランダでは、温度が40℃近くに達することもある。ダイキン工業の調査では、外気温が34℃でも、室外機の吸い込み口周辺の温度が45℃近くにまで上昇するケースがあった。

真夏の過酷な環境下でもエアコンを稼動させるため、ダイキン工業は46℃まで耐えられる室外機「高外気タフネス冷房」※を実現(2019年4月現在)。さらに強い雨風や地震発生時など、さまざまな環境を想定した300以上の厳しいテストを行っている。
※対象機種:2019年モデル壁掛型(ハウジング・マルチは除く)

そんな同社の実力について、片山氏はこう胸を張る。

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ダイキン工業ならではの技術で、外気温が高い真夏にも、安定した能力で冷房運転を行える

「当社は世界150カ国以上の国々で空調事業を展開し、住宅用のエアコンからビルなどの大空間向けの業務用大型空調機まで、幅広い空調機の普及に努めてきました。日本よりずっと苛酷な気候の国もありますが、それぞれの土地・気候に適した空調機を開発してきた実績があります。

さらに空調専業メーカーとして、空調の機器だけでなく冷媒ガスまで自社で生産しています。これまで培ってきた技術力・ノウハウを生かして、特にエネルギー効率も良く性能に優れた『R32』という冷媒ガスを、2012年にいち早くエアコンに採用。こうした取り組みにより高温環境への対応を強化し、外気温が45℃と過酷な環境でも、十分に性能を発揮できる空調機を実現するに至りました」。

もし真夏にエアコンが壊れてしまえば、ほかの手段でやり過ごすのは至難の業だ。また高性能なエアコンを持っていても、その性能を十分に生かしきれなければ"宝の持ち腐れ"になってしまう。

8月、9月の暑さを乗り切るためにも、まずは室外機に気を配り、効率良く涼を取りたいものである。

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