平成最悪、豪雨死者127人に…依然不明61人

気象庁は「平成30年7月豪雨」と命名

行方不明者の捜索に向かう警察官や自衛隊員ら(9日午後、広島県熊野町で)=冨田大介撮影

西日本を襲った記録的豪雨は9日、各地で捜索活動が行われ、人的被害が次々に判明した。読売新聞のまとめでは、9日午後11時現在、12府県で127人が死亡、7府県で61人が行方不明。豪雨災害の死者数としては、平成では最悪の被害となった。救援を待つ被災者の生存率が低下するといわれる「発生から72時間」を同日夜に迎え、警察や自衛隊などが懸命の捜索活動を続けている。

豪雨災害で死者が100人を超えるのは、1983年に島根県などで起きた山陰豪雨災害(112人)以来で、平成では最悪の被害となった。気象庁は今回の豪雨を「平成30年7月豪雨」と命名。期間は台風7号の影響で大雨が降った6月28日以降とした。

政府によると、9日は警察、消防、自衛隊、海上保安庁の計7万3000人、ヘリ70機の態勢で、捜索・救助活動にあたった。

堤防が決壊し、地区の4分の1以上が水没した岡山県倉敷市真備町では、9日夜までに男女計23人の遺体が発見された。愛媛県宇和島市では土砂崩れで行方不明となっていた小学4年の男子児童(9)と母親(41)、祖母(67)の家族3人が遺体で発見された。

6月28日以降に観測された72時間雨量は、高知県馬路(うまじ)村1203.5ミリ、岐阜県郡上市868ミリ、愛媛県鬼北町533.5ミリなど22道府県119地点で観測史上最大を更新した。

過去最多の11府県に大雨特別警報が出されたが、8日午後までに全て解除された。被災地は9日、気温が上昇し、広島市32.7度、倉敷市31.5度、宇和島市31.7度を記録。気象庁は熱中症への警戒も呼びかけている。

関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
すごいベンチャー100

AI、宇宙、ロボット…100億円級の資金を調達するベンチャー企業が続々。大企業も投資に熱狂。次のメルカリはどこか、注目ベンチャー100社を紹介。ビジネスヒントはここにある!