探偵の浮気調査「バレる」「バレない」の境界線

推理作家が現役探偵にその裏側を聞く

辻堂:面白い(笑)。 逆にどうやったらバレないように浮気を完遂できるかっていうアドバイスはありますか?

浅見:よくいろんな取材で聞かれるのもそれなんですよ。

辻堂:へえー!

浅見:状況にもよるんですけれど、基本的にはラブホテルは使わない方がいいですね。

辻堂:出入りを撮られるからってことですか?

浅見:そうですね。マンションも外から見える戸だけじゃなくて、オートロックのマンションで内廊下にしか扉が付いてないところ、もしくはビジネスホテルやシティホテルがいいですね。探偵側からすると全く出入りが撮れないんで、証拠としてはかなりきつくなってきちゃう。

辻堂:おおー!

現実とフィクションの探偵の違い

辻堂:探偵さんの目から見て、主人公の追掛日菜子ってどうでしたか?「こんな奴いないだろう」とか。

浅見:これに近い子はいると思うんですよね。アイドルの追っかけをやったりしている子とか、好きになると盲目になってバーっと調べたりする。特に現代の子ってこういう傾向はあると思うんですよ。だから僕は日菜子のこれからの成長を見たいなと思って。せっかくタイトルに「探偵」ってついていているので、結果探偵になっちゃったねっていう方が良いな。

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辻堂:面白い。シリーズにできたら、就職編でぜひ。

浅見:そうすると探偵の推理小説のまた一つ違う形のものができたりとかするので。それがドラマ化になったりとかするかも。

辻堂:すごい! 最後に一個質問したいのですが、ミステリー小説に出てくる探偵って推理がメインじゃないですか。ああいうものを見て現実の探偵と一番違うところはどこですか?

浅見:一番違うのは、対象者の前に探偵として出ちゃうっていうところ。

辻堂:ああ、そこか! 超根本的な所ですけれど。

浅見:金田一耕助もそうですけれど、被疑者がいっぱいいる中で、「探偵だ」って前に出ちゃう。現実は調べづらくてしょうがないです。裏でこっそり調べるっていうのが本来の探偵じゃないですか。

辻堂:確かにそう言われるとそうですね(笑)。ありがとうございました。

(文:篠原舞(箕輪編集室))

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