探偵の浮気調査「バレる」「バレない」の境界線

推理作家が現役探偵にその裏側を聞く

浅見:例えば LINEやメールのやりとりや、二人で旅行したときの写真だとか、そういった物を見せてくださいと。

辻堂:それが一つも出てこない人はちょっと……。

浅見:無理ですね。でもそういう人は結構いますよ。「これキャバ嬢のキャストと客の関係以外何でもないな」っていう人。

辻堂:へえ……!

浅見:優しいカウンセラーだと「これだと、どうしても彼女とは言えませんね。ごめんなさい」みたいな感じで言うんですけど、僕はもう超説教ですね。「それ、やってることストーカーだから」って。

辻堂:そうですよね。それくらい言ってあげないと……。

浅見:企業調査の場合もどこまでやっていいか、やるべきか、というのは考えます。個人情報保護法によって、できることも昔よりだいぶ限られている。例えば車のナンバーも昔は誰でも情報を得ることができていたんですよ。陸運局に行って、「このナンバー調べてください」って言えば普通の主婦にでも教えてくれていた。不動産の営業さんなんかは、住宅展示場に来ている車を片っ端から全部メモして、全部陸運局に行って調べて、ダイレクトメール送ってたみたいですよ。

辻堂:そんな時代があったというのはちょっと怖いですね。

依頼の8割が◯◯調査

辻堂:探偵であることって周囲に言っていますか? 職業を聞かれたときは何とおっしゃっているんですか?

浅見:基本的には言わない人たちが多いです。接客業です、とか、前職の仕事をそのまま言うというのもありますね。

辻堂:探偵ですと言って、一番聞かれる質問はなんですか?

浅見:「やっぱり浮気調査が多いの?」ですかね。

辻堂:みんなそれは気になりますよね。広告とか見ていると、「浮気調査をお任せください」みたいなのが多いですよね。実際、浮気調査の割合はどれぐらいなんですか?

浅見:浮気調査の割合が8割です。

辻堂:8割! 他の2割は……?

浅見:人探しですとか、企業調査ですとか、素行調査、婚前調査とかそういったもろもろですね。

辻堂:素行調査とか婚前調査とか人探しっていうと、またやり方とかかかる時間も変わりますよね。

(写真:幻冬舎plus)

浅見:やり方も契約も違いますね。人探しの場合はどこの探偵社さんも契約は着手金と成功報酬。これは弁護士さんと一緒です。

辻堂:人探しになると先ほどの時間給みたいなものではなく、弁護士的な考え方になるんですね。人探しの場合はおいくらぐらいになるんですか?

浅見:たぶん業界全体として最低でも50万円はしますね。一番ポピュラーなのは着手金100万円、成功報酬100万円ですね。

辻堂:やっぱりそのくらいかかるんですね。

次ページ人探しは高い
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • 賃金・生涯給料ランキング
  • ボクらは「貧困強制社会」を生きている
  • 地方創生のリアル
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
最新! 危うい会社リスト<br>7つの指標で徹底解析

高成長会社と危ない会社は紙一重。業績順調な企業も先行きは安心できません。突然巨額赤字に陥る、そもそも行き詰まっているなど、将来リスクを抱える会社を多様な切り口でリストアップしました。7つの指標であなたにも見分けられます。