探偵の浮気調査「バレる」「バレない」の境界線

推理作家が現役探偵にその裏側を聞く

浅見:そうですね。浮気はあくまでも行動調査していく中で事実として出てきた、という考え方ですね。

辻堂:体感的にはどれくらい浮気って出てくるものですか?

浅見:だいたい9割は出てきます。

辻堂:「怪しい」と思って依頼してきている時点で、ほぼ当たってるんですね。

探偵には見極め力が問われる

辻堂:例えば一般人が誰かを盗撮したり、GPSを仕掛けたりしたらストーカー規制法に引っかかってくると思うんですけど、探偵の場合は免除されるものなんですか? それともグレーゾーンの部分もあるんですか?

浅見:免除される部分とアウトな部分が混在してますね。例えば、GPSをつけるにしても奥さんが依頼者で、旦那さんの車につけるならOKです。でも例えば、旦那さんが使っている社用車につけた場合はNGなんです。

辻堂:じゃあ浮気する時は社用車を使えばいいということですか?

浅見:そうなりますね(笑)。

辻堂:でも社用車で浮気というのもなかなかですよね(笑)。じゃあ、操作のうえで探偵さんが旦那さんのマイカーにGPSをつけちゃうことはあるんですか?

浅見:探偵業法で正確に言うと、僕らが勝手につけるのはNGなんです。基本は奥さんがつけるか、僕らがつける場合は依頼者が立ち会いのもとでつける。なので、探偵業の届出証というのをもらっているからといって、一般人よりできる範囲が広がるかっていうと、ほぼ何も違わない。依頼者がいて、依頼の対象者になった人物のみの行動を追跡調査をして撮影してもストーカー、盗撮にならないというだけなんですよね。

辻堂:例えば、ストーカーみたいな人が依頼してくるケースってないんですか?

浅見:あります。

辻堂:やっぱりあるんですね。

浅見:それで結局、殺人まで至ることもある。今、探偵業法という法律があるんですけれども、元々ある警備業の法律を改良して作っているだけなんですよね。できてまだ日も浅い法律なので、抜け穴がいっぱいあるんですよ。

辻堂:彼氏彼女や配偶者を装って依頼するお客さんが来た時はどうするんですか?

浅見:そこは、依頼人の窓口であるカウンセラーが判断します。明らかにおかしいなって思ったら、「ごめんなさい。うちでは受けられないです」と言います。

辻堂:そうなんですね。

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