日本株が7月下旬にかけ下げにくくなる理由

メルカリ上場が終わって、相場はどうなる?

日本株は当面の底をつけたと言えるのだろうか(撮影:尾形文繁)

6月19日、東証マザーズにフリーマーケットアプリ大手のメルカリが上場した。公開日の終値は5300円、20日は4970円だったが、昨今のフリマ市場はオークション市場を上回る勢いという。現実にはありえない話だが、もし、このフリマ市場に「日経平均株価2万2555円(20日の終値)」と出品されたら、「即決買い」か、それとも「もう少し様子見」だろうか。それはさておき、テクニカル面に目を移すと、売り一巡から需給改善を示唆する指標もうかがえる。今後の見通しを探ってみた。

東証マザーズ市場の時価総額は6兆円超に

メルカリの上場もあり、東証マザーズ市場の時価総額は6兆円を超えてきた。足元の上場企業は250社超におよび、その顔ぶれは東証1部へのステップアップを視野に入れた成長企業やベンチャー企業が占める。上場基準に設立後経過年数や利益規模等の定量条件がないため、起業してまもない赤字企業でも株式公開できるのが特徴だ。一方で、一定数以上の新たな株主づくりや時価総額のハードル等を設けて市場の流動性を確保している。なお、マザーズという言葉は、「Market Of The High-growth and EmeRging Stocks」の頭文字から名づけられており、まさに「高成長」がキーワードだ。

その中で、わずか1日でトップになったのがメルカリだ。上場前から企業価値が10億ドル(1100億円)を超える「ユニコーン」として注目を集め、国内フリマ市場における同社シェアは6割を占める最大手だ。月間利用者数は1000万人超と、国民の12人に1人が売買している計算になる。2017年の市場規模では、中古品等の個人間売買(CtoC)の主流だったオークション市場を追い越し、国内フリマ市場は5000億円近くまで拡大しているという試算もある。

だが、同社の時価総額はすでに6644億円(20日現在)まで膨らんでおり、東証マザーズ市場全体の時価総額に対し1割超を占めている。フリマ市場以外でのさらなる事業拡大が期待される一方、足元の株価は一定の高成長を織り込んでいるのか、見極めが必要なところだ。

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