猫好き限定!賃貸「ねこのいえ」を見に行く

ペットシッターをする一級建築士が考えた

暖かい空気は上にたまる性質があり、吹抜け上部にたまる部屋の暖かい空気をこのサーキュレーターで床まで届けます。レトロな照明もこの部屋に合うようにいしまるさんがセレクトしたアイテムです。猫がいたずらしにくい場所に配置するなども配慮されています。なお、2階はありませんが、梁を伝って行ける猫専用のロフトが設けられています。人間はハシゴを使って登ります。

どこか昔懐かしい照明。こういったインテリア雑貨をどこで入手しているのか聞いてみたところ、「オークションサイトやリサイクルショップなどもチェックしています」とのこと(写真撮影/片山貴博)
黄色く塗られた和やかな床の間と、大容量の押入れ(写真撮影/片山貴博)

長く住んでくれるというメリットも

猫と人間がともに暮らしやすい工夫がされている「ねこのいえ・奥のみぎ」は家賃6万8000円(共益費込み)。また入居条件には「猫を飼っている方、またはこれから猫を飼う方限定」という条件があります。さらに詳しくその条件の理由について聞いてみました。

――入居条件が「猫を飼うこと」ですが、物件が気に入っても猫を飼っていないと入居できないのでしょうか?

「はい、猫と一緒の方しか入居できません。私自身、5匹の猫と暮らせるいまの家を苦労して探した経験から、猫向け賃貸が必要だと感じて始めました。猫を3匹まで飼っていいと許可をしている賃貸は本当に数が少ないので、猫と暮らす方に入居してほしいので、こちらの条件にしています。飼い主さんが長期間の留守のときの餌やり代行もペットシッターでもある私が対応できますし、猫との暮らしについてもできる範囲でサポートやアドバイスもします。この住まいを猫たちと一緒に楽しんでもらえる方に住んでほしいと思っています」

――こんな猫に住んでほしいという希望はありますか?

「『平井ねこのいえ・奥のみぎ』は猫が快適なロフトに上がることが多いと思いますので、これから猫を飼うという人より、猫を呼んでちゃんと降りてきてもらえるように、すでに猫と信頼関係を築いている方のほうがいいですね。高さもあるので足腰の丈夫な若めの猫たちが向いています。先日、シニア猫をお連れの方から内見のお申し込みがありましたが、安全面からお断りしました」

次ページ貸主にメリットはあるのか?
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ドラマな日常、日常にドラマ
  • 晩婚さんいらっしゃい!
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
コロナでもブームは過熱中<br>不動産投資 天国と地獄

家計のカネ余りを背景に、マンションやアパートなどへの投資熱は冷める気配がありません。しかし、不動産投資にリスクはつきもの。先行きが見通せない状況で、何が優勝劣敗を分けるのでしょうか。現場の最前線を追いました。

東洋経済education×ICT