猫好き限定!賃貸「ねこのいえ」を見に行く

ペットシッターをする一級建築士が考えた

人間にもうれしい広い玄関は猫用のトイレを置くのにぴったり。「猫トイレの嫌な臭いは下にたまりやすいので、段差があると部屋に臭いがやってきにくいのです」といしまるさんが教えてくれました。

玄関の引き戸の下にあいた排水口から水を流せるため、粗相があってもお掃除が簡単(写真撮影/片山貴博)

玄関を上がった先の3畳間では、床置き式ユニットバスの先駆け「ほくさんバスオール」がお出迎え。すでに生産は終了しているものですが、根気よく探すとまだまだ状態の良い現役のものが見つかるそう。もともと浴室がなかったというこの部屋のために、いしまるさんが探してきた逸品です。

設置されたバスオールはとてもそんな昔につくられたとは思えないほどきれいな状態です。ゆるやかなカーブのフォルムがモダンです(写真撮影/片山貴博)

猫の安全のために台所を仕切るドアを設置、床はコルク

バスオールの向かいの壁に備え付けられた「ねこだな」は、猫だけではなく、人間も一緒に使用できるというこの部屋にあわせて造り付けられた棚。「家具を人と猫が共用で使えるようにしています」といしまるさん。なお、3畳間の床材には、猫が高いところから万が一落ちても衝撃をやわらげるコルクが使われています。

お話を伺っている最中もしろちゃんとくろちゃんが盛んに上り下りしていた「ねこだな」(写真撮影/片山貴博)

「ねこだな」の横にある台所に続くコンパクトなドアにもこだわりがありました。台所はコンロや包丁など、猫にとっても危険が多い場所です。

「猫たちは台所にも入りたがりますが、コンロの火でやけどをしたり、猫がコンロの点火ボタンを押して火事が起きることもあります。また、猫が口にしてはいけない食材を食べてしまわないように、台所へは勝手に出入りできないようにしたほうが安全です」

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