全国1位!福井県の女性が働き続ける理由

家事や育児に費やす夫の時間にも変化が

福井県の女性が働く背景とは?(写真:ベイクレア / PIXTA)

福井県内の女性はやっぱり働き者――。福井県がまとめた2016年社会生活基本調査(生活時間編)で、15歳以上の働く女性の割合を示す有業率が58・6%となり、01年調査以来3調査ぶりに全国1位となった。

働く意欲が高く、記録が残る1996年から上位を維持。調査では、共働き世帯で夫の家事や育児に費やす時間が増加傾向にあり、6歳未満の子供がいる世帯の夫の家事時間が前回調査に比べ増えるなど、家庭内での協力のあり方にも緩やかながら変化が見られる。

同調査は総務省が10歳以上の男女を対象に5年ごとに実施。県内では約4100人が一日の時間の使い方などを答えた。

県内女性(15歳以上)の有業率は5年前と比べ2・5ポイント上昇し全国トップとなった。仕事や家事など義務的な「2次活動」時間は15分増え全国2番目の長さとなり、自由時間の「3次活動」は21分減少し最下位だった。

待機児童ゼロ、3世代同居など共働きしやすい環境が

女性の有業率が1位となったことについて、県女性活躍推進課は▽3世代同居の世帯が多いため共働きしやすい環境にある▽待機児童ゼロなど保育所が充実している――などが背景にあると分析。その上で「眼鏡や繊維といった地場産業で女性の労働力は明治時代ごろから貴重だった。その風土が現在も残り、当たり前のように県内の女性は働く意欲が高いのではないか」と推測する。

結婚・出産期に当たる年代の有業者数の落ち込みも全国と比べ緩やかで、復帰率も高い傾向にある。一方、「家計を支えるため」「近所の目が気になる」といった声もあり、働かざるを得ない状況に置かれている可能性もあるとしている。

一日当たりの家事や育児に費やす夫の時間にも変化が見られた。6歳未満の子どもがいる世帯では、夫の家事時間が前回調査8分だったが今回は33分で約4倍に増えた。同課は「テレビや雑誌で男性が料理するシーンが増え若い男性の意識が変わり、家事を分担する動きが広がってきたのではないか」とみている。男性の有業率は73・7%で、前回と同じだった。

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