アラフォーで始める「夢実現ノート」の作り方 豊かな老後人生を送りたい人は実践している

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「アラフォー世代」は豊かな老後を送るために、今から少しずつ準備しよう(写真:しげぱぱ / PIXTA)

今回は30代半ばから40代半ばまでの「アラフォー世代」にぜひ読んでいただきたいおカネのお話をします。もちろんアラフォー以外の読者も、ぜひお読みください。

60歳で定年になっても「さらに40年」!?

40歳前後になると、職場では中心的な立場になり、お子さんがいれば家庭での役割も求められ、忙しい毎日を送ることになります。また公私ともに充実しながらも、そろそろ老後のことが気になり始めるころでもあります。

というのも、読者の方々の中にもいらっしゃるかと思いますが、両親が70代半ば前後にもなり健康面で不安が出てくるのもこのころだからです。両親を気遣いながら、いつか自分にも老後が訪れるのを感じたりします。

ロンドン・ビジネススクールの教授が書いた『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』(東洋経済新報社)にもあるとおり、日本は世界でも指折りの幸せな国だと紹介され、100歳以上の高齢者の数は過去最多の6万5692人(厚生労働省の2016年調査)です。これは46年連続の増加で、今後ますます長寿化が進むと予想されています。国連の推計でも2050年までに100歳以上の人口が100万人を超えると予想されており、まさに、人生100年時代が到来しようとしています。

では皆さんは60歳以降の人生をどのように過ごしたいですか。そもそもほとんどの人が20年以上も先のことなんて想像できないと思います。AIやロボットが活躍するといわれる世界を、具体的にイメージするのは困難です。

それでも現在40歳なら、残りの人生が60年以上もあるなら、なんとなく過ごすには長すぎる時間です。長すぎる時間を実りあるものにするために、40歳の今から何ができるでしょうか。そのヒントになる「自分らしく豊かに生きるためのマイプランの描き方」をこれからご紹介します。

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