FXで高い勝率を挙げるためのコツとは何か 百戦百勝は無理でも負けにくい方法がある

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FXや株で全勝することは難しい。だが負けにくくなることは可能だ(写真:tomos / PIXTA)

ドル高円安のシナリオに黄信号が灯り、米国市場はなかなか荒っぽい展開が続く。そんななか、カリスマ投資家の内田衛氏は3月末から4月上旬にかけてどんな取引をしていのだろうか。意外にも株主総会に出つつ、オプション取引やFXも手掛けていたようだ。いつものように「株日記」で振り返って見よう。

「株主優待銘柄戦略」徹底!東京テアトルを買ってみた

【3月26日 月曜日】9時(寄付き)、株主優待目的で、東京テアトル(9633)を1400円(前日比4円安)で500株買う。2016年11月22日に180円で1万5000株(10株を1株に併合前)売っており、ようやく下がってきたし、3月期末銘柄なので明日、優待と配当の権利が取れるので、また買ってみた。

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当時は、アニメ『この世界の片隅に』の大ヒットで株価が急騰したので、ひとまず保有株を全部売り、利益を確定していた。先月の6日にも1450円で500株買っている。14時44分、芝浦メカトロニクス(6590)を445円で1000株買う。日経平均は、前日比194円安で始まり、9時20分、270円安の2万0347円の安値を付けたが、大引けにかけて値を戻し、終わってみれば148円高の2万0766円の高値引け。高安418円の乱高下相場となった。引け後、今日買った芝浦メカトロニクスから、タイミングよく業績予想および配当予想の修正に関するお知らせがあった。当期純利益は、14億円(1株当たり28.65円)から16億5000万円(1株当たり34.55円)に上方修正され、年間配当は、1円増配の8円(配当性向25%目標)となるようだ。

【3月27日 火曜日】3月期末権利付最終売買日。日経225先物は、200円高の2万0680円、NYダウは、669ドル高の2万4202ドルと大幅高で、9年ぶり過去3番目の上昇幅。5時50分、1ドル105.40円と円安進む。北朝鮮の金正恩氏、中国を電撃訪問と報道。13時15分、優待目的で、エー・ピーカンパニー(3175)を820円で100株買う。昨日買った、芝浦メカトロニクスは33円高の481円と高値引け。日経平均は、551円高の2万1317円と大幅高。21時09分、1ドル=105.80円で10万ドル売り、10万1010円(内1010円はスワップ金利の受け取り)の利益確定。買いは、3月23日に104.80円で。

【3月28日 水曜日】日経225先物は、400円安の2万0710円、NYダウは、344ドル安の2万3857ドル。5時54分、1ドル105.34円。今日は、3月権利落ち日で、配当落ち分は、日経平均で約160円分あるそうだ。9時57分、2万0776円まで下げる場面があったが、大引けでは286円安の2万1031円と下げ渋る。保有銘柄での3月分配当金は、税引き後で79万7875円になりそうだ。

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