「中学受験」をする子供は決して不幸ではない 生き方を考えさせられるのが受験のメリット

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受験は今後の人生を大きく左右することから、関心の高いテーマです(写真 : Kazpon / PIXTA)

「中学受験」にスポットを当てた作品

受験というと皆さんはいつのことを思い出しますか? ほとんどの人が高校受験・大学受験を思い浮かべたのではないでしょうか?

漫画やドラマなどでもたびたび、“受験”をテーマに扱っていますよね。誰もが経験し、共感できる部分があるのではないでしょうか?

当記事は、マンガ新聞の提供記事です

幼稚園のお受験ブームの際にも、ドラマが放映されるなど、今後の人生を大きく左右することから、関心の高いテーマだといえます。

今回ご紹介するのは『二月の勝者 ー絶対合格の教室ー』

中学受験をする小学生と、その小学生が通う塾にスポットをあてた漫画となっています。

『二月の勝者 ー絶対合格の教室ー』あらすじ
2020年センター試験廃止に伴い、早いうちに偏差値の高い高校付属の中学に進学させることで、大学入試を優位に進めようという保護者が増えてきた。
いい学校に進学させたい保護者、勉強したくない子ども、生徒保護者を“金脈”扱いする塾長。
小学生の子ども相手だからこそ、モチベーション管理が重要で、受験に集中させるのも一苦労。
しかし塾長は「第一志望に全員合格させる」と言い切れるほどの実力者。なんのために中学受験をする必要があるのか? 今後の日本教育で絶対に役立つ知識がここに詰まっている!!

実際私も大学付属の高校に進学したため、大学受験をせずに済んだのですが、3年間自分のやりたいことに打ち込めたのと、なにより大学受験という地獄を味わわなくてすんだので、私立に通わせてくれた両親には感謝しかありません!

ちなみに現在は中高一貫校の教員をしており、中学生を担当しています。
中高6年間同じ学校に通う生徒の姿を見ていると、受験のストレスがない分、のびのびと生活している様子がみてとれます。

私が小学生の頃は中学受験ブーム真っ只中で、クラスの半分以上が中学受験をする時代でした。理由としては、公立中学が荒れていた過去があり、当時でもやんちゃしている子が多かったことがあげられます。

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