大迫傑と設楽悠太「東京五輪」にかかる期待

男子マラソン「出るだけでは意味がない」

瀬古利彦リーダーは、

「条件が整えば、2時間4分台も狙えるかもしれませんよ」

と期待を寄せているが、設楽の他にも有望な選手が東京マラソンには集まる。

神野大地(青学大→コニカミノルタ)
鈴木健吾(神奈川大4年)
井上大仁(山梨学院大→MHPS・ロンドン世界陸上代表)
山本浩之(東洋大→コニカミノルタ) 
佐藤悠基(東海大→日清食品グループ)
村澤明伸(東海大→日清食品グループ・MGCレース出場権保持者)

箱根駅伝からフルマラソンに挑戦する選手たちのオールスター戦のような様相を呈している。ここで何人の選手が「MGCレース」への切符を手にするのか注目されるが、降雪などの天候がやや心配ではある。

出てこい、「瀬古発想」の強者よ!

振り返ってみれば、日本の男子マラソンは1980年代だったと思う。瀬古利彦、宗兄弟、中山竹通といった面々が丁々発止の戦いを繰り広げていた。

それからもう、30年。

2005年、私は『駅伝がマラソンをダメにした』という本を上梓した。
当時は男子マラソンが国際競争力を失くしていた時期で、それに比べて大学駅伝の人気がどんどん高まっていた。

なぜ、優秀な大学生ランナーがフルマラソンに挑戦しないのか、私には不思議でならなかった。

なぜなら、小学生から中学生にかけ、私は「瀬古さん」を見ていたからだ。

瀬古さんは、12月の第1日曜日に福岡国際マラソンを走り、その1カ月後には早稲田のエースとして箱根駅伝の「花の2区」を走っていた。

それが当たり前だと思っていたのだ。

それが『駅伝がマラソンをダメにした』という本につながった。

しかし、10年以上の歳月が経ち、学生のトップランナーが在学中、あるいは卒業後にマラソンに挑戦するのが自然の流れになってきた。

いまや、箱根駅伝はマラソンの登竜門になった。

ただし、瀬古さんは私にこう言い切ったことがある。

「私の場合、あくまでマラソンがメインで、箱根駅伝は『ついで』に走ってたからね。箱根は刺激練習くらいのつもりで走んなきゃ」

こう言い切る猛者が、登場して欲しい。

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