盛り上がる「ガチャガチャ」第3次ブームの今

外国人観光客にも大受け

最新機種を集めたショッピングセンターでのイベントも笑顔の親子でにぎわう=福井市のベルあじさいホール

「ガチャガチャ」と呼ばれ、数百円を入れてハンドルを回して購入するカプセル玩具が全国的に人気で、第3次ブームといわれる。福井県内でも200台を常備したホームセンターが登場。まちおこしとして地元名物をフィギュア化する試みも進んでいる。「クールジャパン」の象徴として外国人観光客にも大受けの「ガチャガチャ」事情を探ってみた。

300億円市場

福井県越前市のホームセンターみつわ武生店の生活館2階に昨年設けられた「ガチャランド」。約100平方メートルに200台の販売機が並ぶ。

「あ~最悪」「やったー」と親子で一喜一憂するのは松井知里さん(31)と息子の日向君(12)。ガチャランド開設を知り、家族4人で小浜市から駆けつけた。

日向君の狙いは改造こまのレアパーツ。1回400円と高額で、5回挑戦しても出ないため、次で最後にしようかとのぞき込みながら回した6回目にゲットした。

知里さんは「値段の割によく作られていてかわいい」と、大好きな「セーラームーン」を楽しんだ。「高いおもちゃを買うより安く遊べる」とガチャガチャの魅力を話す。

ガチャガチャは、1960年代に米国から輸入されたお菓子の自販機が始まり。日本市場で現在7割近くのシェアを握る「バンダイ」(東京)が83年に「キン肉マン消しゴム」を投入し、第1次ブームが起きた。90年代から彩色された精巧なコレクションが登場し大人にも人気となり、第2次ブームが到来。2005年の市場売り上げは335億円(同社調べ)だった。

近年は300億円前後を売り上げ、第3次ブームといわれる。けん引役は「妖怪ウォッチ」などの人気キャラクター。各メーカーは人気商品創出にしのぎを削っており、「タカラトミーアーツ」(東京)では年間約360の新商品を投入している。会員制交流サイト(SNS)で話題になるのがヒットのカギという。

また、カプセル玩具は精巧でかわいいと外国人観光客にも人気が高い。帰国直前に余った小銭の使い道にもなると、駅や空港での設置が増えブームを支えている。

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