「エモい」女の子が自分から絶対言えない本心

「カワイイ」だけじゃモヤモヤは満たされない

Instagramの中でも、なぜ“ストーリー機能”なのかというと、誰が自分の投稿を見てくれているか、誰が自分に興味を持ってくれているか、と相手のことが分かるからです。

相手のことが分かるということは安心感を生みます。また、相手の情報は「本当にこの人は私のことに興味を持ってくれている」と共感性とリアリティを高めることにも繋がります。

また、情報を受け取る手段としても、この2つのSNSを使っている「エモい」女の子が多いと感じています。彼女たちは自分が共感できる発信者の個人のアカウントを、まるで一つのメディアを購読するようにフォローしています。それは自分のテイストと合うファッション誌を定期購読するのと似ているかもしれません。自分の感覚と合うアカウントをフォローしてチェックするのです。

彼女たちがSNSに集まるのは、そこにしかないから

「エモい」女の子が欲している情報やコンテンツを具体的に考えてみましょう。

それは、「仲良しの彼氏と行くクリスマスイルミネーションのおすすめ」ではなく、「別れそうな彼氏を何とか引き留めるためのデートスポット」です。

「綺麗な恋愛」ではなく「既婚者を好きになってしまったときや、彼氏がいるのに他の人を好きになってしまったときの単純には分からない解決方法」です。

これらはたとえ話ですが、こうしたニッチかつちょっと情けない悩みは、世の中に顕在化していません。深刻なわけじゃない、でも友達にも家族にも相談できない、どんなに自問自答しても自分の気持ちが分からない……そんな彼女たちが求めているものは、同じようなモヤモヤを抱えた女の子たちの中に散り散りに存在しているのだと思います。

“エモい”という言葉が生まれ、感情の揺らぎや複雑性が言語化され、注目されているように、個人の感情にフォーカスした商品や作品が生まれるはずです。またそれを伝播させるためのプロモーションにも“エモさ”が求められることでしょう。

私たちは「エモい」女の子たちと同じ目線に立って、それぞれに持っていた悩みや孤独の受け皿を用意し、メディアや商品などあらゆる形で、彼女たちに“居場所”を創っていきたいと思っています。

この居場所ができれば、これまで企業は接点を持つことができなかった新たな消費者とのコミュニケーション機会を創出することに繋がるのではと考えています。

2018年は、女の子“本音”、女の子の本質的な魅力を捉えることが、ビジネスの新しいチャンスを生み出すかもしれません。

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