「団地特化型コンビニ」に住民たちが喜ぶ理由

あのセブンイレブン1号店はどうなった?

さらに、日本総合住生活(JS)が提供する生活サポートサービス「JSリリーフ」の入会・利用案内も行っています。入会金・年会費は無料で、ハウスクリーニング、家事代行、介助、防災・防犯サービス、小修理駆けつけサービスやリフォームサービス(UR賃貸住宅で可能な工事)、暮らしサポートなど、暮らし全般にかかわるサービスを会員価格で提供。サービスの実施はコンビニスタッフではなく、JSリリーフの専門スタッフが行います。何回でも無料の「終活電話相談」、年3回まで無料の「健康・医療」「法律」「相続」「パソコン操作」「年金・税金」「介護」「マタニティ・育児」「心の悩み」などの各種電話相談サービスもあり、暮らしを支える体制があります。

住人の横山さんは「電球交換、粗大ゴミ出しなど、自分で行うとなると危険なので、おまかせできると助かります。この団地は建て替えてから20年ほどになるので、今ちょうどあちこちにガタがきている状態です。電気設備の不具合や鍵の紛失など、1人で対処しきれない急な事態でも小修理駆けつけサービスがあったり、相談先が決まっていると安心ですね」

地域活性化・防犯のよりどころとして

「団地特化型コンビニ」1号店のオープン前と後で、住人の皆さんの意識はどう変わったのでしょうか。

「団地の建て替え前、団地内には商店街(スーパー、鮮魚店、そば店、生花店など)があって、今よりもにぎやかだったんですよ。商店街では住人同士が自然と交流を持てるので、皆さん顔なじみばかり。暮らしに安心感がありました」と横山さん。

団地の建て替え後はコンビニ、青果店、薬局があったそうですが、商店経営者の高齢化などの影響で、青果店、薬局は相次いで閉店。頑張っていたコンビニは3年ほど前に閉店してしまい、クリーニング店を残して、団地内では買い物できる場所がなくなりました。

「夜までともっていたコンビニの明かりが消えて、寂しい場所になってしまいました。以前近くで強盗事件が発生したこともあって、夜歩くのは怖かったですよ。だからセブンイレブンのオープンは皆で大喜びしました。24時間開いていてくれるのはとても安心で便利です」(横山さん)

いつでも明かりがついて、必要なものを買いたいときや困ったときにいつでも駆けこめる場所があるのは、ここに暮らす方々にとっては大きな安心感につながります。

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