人気インスタグラマーに学ぶ素敵写真のコツ
「ありのままの暮らしを、正直に」
最後に、上手に撮りたいと思っているかたへのメッセージを伺いました。
大切なのは技術より心。思いがあれば上手に撮れる!?
「上手に撮りたいという気持ちが大切です。日常の見え方が変わってきて、日が当たってすてきだなとか、窓の向こうの景色や、部屋を整えたくなる気持ちが生まれますし、撮って載せることから始まる想像力や緊張感、自分への厳しさも芽生えてくるでしょう。自分らしさも見つかると思います」(Sakieさん)
「いつも定位置から、定点観測的に撮影しています。最初はバリエーションが多いほうが、見てくれる人が楽しくてよいのかなと思っていましたが、気にしなくなりました。同じところで撮影することで、自分のパターンが出てきて記録になっていくのが楽しいですよ」(kyoooko.aさん)
奇をてらわず、自分らしいありのままの暮らしを正直に伝えること。そうした姿勢のりりしさが、写真の美しさを生むようです。


「インスタ映え」が流行語になりノミネートされ、たくさんのインスタ用アプリや機材が世の中にはあふれています。けれども、素敵な写真を撮れる人には、それらを超える「心の眼」があるように思います。部屋を少しだけ片づけて日光を招き入れ、1枚写真を撮ってみてください。あなたの素直な暮らしが、そこに現れるかもしれません。
(文:近藤智子)