1歩でも半歩でもいい。前に進みたい。
その先にある可能性を信じて。

多文化主義に触れて寛容性が広がっていった

羽谷 沙織さん
2000年 国際関係学部卒業
立命館大学 国際教育推進機構 准教授

専門はカンボジアのクメール文化の研究。とくにクメール舞踊の研究に力を入れている。

「初めてカンボジアに行ったのは大学院生だった2000年のときでした。それ以降、何度も行っています。ホームステイもしましたし、クメール語も勉強しました。クメール文化を研究し、カンボジアを知ることは、自分の偏見を払拭するいい機会になりました。カンボジアを通して自分が世界に開かれていき、解放されていく。自分のなかの寛容性が広がっていくのが楽しかったです」。羽谷沙織さんが言う。

立命館大学の学生のとき、カナダに留学し、多文化主義に触れた。さらにもっと知りたくて名古屋大学の大学院に進学した。 そこで師事した指導教官はインドネシアのイスラム教育が専門。そしてたまたま同じ研究室にいたカンボジア人の留学生に「私の国に行ってみないか」と誘われたのが00年のことだった。

日本でカンボジアの研究をしている研究者は70〜80人ほど。クメール舞踊の研究をしている研究者となると、ほんのわずかしかいない。けれどもカンボジア人にとってクメール舞踊は、アンコールワットと並ぶ民族の誇り。ポル・ポト政権によって疲弊したカンボジアが復興していく過程で、アイデンティティを取り戻すためのシンボリックな存在になった。

「だから研究する意義があると思います」

現状に安住したら成長が止まってしまう

縁あって母校の立命館大学で教鞭をとることに。14年と15年には国際部の副部長に就任した。それが、大学教員としての大きな転換点になった。

「それまでは研究者としてキャリアを積んでいくことだけを考えていましたが、副部長として立命館大学の国際化を担っていく立場になると、そうもいきません。英語でスピーチするときそれまでは『I』が主語でしたが、副部長になってからは『We』になりました」

今は国際教育推進機構に所属し、留学する学生や留学から帰ってきた学生を対象に英語で授業を行っている。

「学生に対してグローバルに生きていきなさいと言っていると、自分はどうなのかとつねに問われているような気がします。大学教員という職に安住することを良しとしてしまったら、学生に向かって言っていることと矛盾してしまいます」

カンボジアは今、急速な経済成長を遂げている。その陰で、ポル・ポト時代を知る世代と、知らない若い世代との間で価値観が分断する傾向が芽生えている。来年は、そのカンボジアに30人の学生を連れて行く予定がある。

「カンボジアの今を、学生も肌で感じてほしい。世界の中で生きているということをつねに見失わないようにすることが、グローバルに生きるということかと思います」

自分と真摯に向き合い、つねに前へ進もうとするアグレッシブさ。それが研究者としての、そして教育者としての、羽谷さんのバックボーンなのだろう。

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