国際関係学部の新たなチャレンジ

ジョイント・ディグリー・プログラム2018年4月、始動。

米国企業に就職できる可能性も

JDPで学べば、世界中どこへ
行っても通用する人材に
必ずなれます。

フレンチ・トーマス
国際関係学部准教授

アメリカン大学に2年間留学した後、立命館に戻るのは4回生の6月~8月ごろになる予定だ。そのため、国内の学生と比べて就職活動のスタートが遅れて不利になるのではと懸念する向きもある。だが、中戸教授は「その心配は無用」と明言する。というのも、これまでDDで学んで卒業した学生は学業成績もよく語学力も十分で、なおかつ行動力があるため、就職状況が極めていいからだ。

「JDPの学生はDD以上に鍛えられますから、就職活動のスタートが多少遅れても全然問題ないでしょう。JDPの学生の場合、アメリカン大学に留学しているときにインターンシップなども経験するでしょうから、米国の企業に就職できる可能性もありますよ」

この点については、現在、グローバル・スタディーズ専攻コースで講義をしている国際関係学部のフレンチ・トーマス准教授も同意見だ。

「グローバル・スタディーズ専攻のクラスでは、日本人学生と海外からの留学生が半々くらいの割合です。日本人学生のなかには最初のうち、英語に自信がなく、なかなか自分の意見を言わない学生もいます。でも、だんだん英語も上達して、積極的に意見を言うようになっていきます。JDPで学べば米国的なものの見方や考え方も理解できるようになりますし、外から客観的に日本を見る目を養うこともできるはずです。JDPに関してはすでに日本企業だけでなく米国の企業も期待を示しています。JDPで学べば、世界中どこへ行っても通用する人材に必ずなれますよ」

日米で幅広い人脈を形成できるチャンスも

JDPでは、立命館とアメリカン大学の学生が少人数で授業を受けることになる。もちろん学業以外での交流も生まれるだろう。アメリカン大学に行ったときは、アメリカン大学の教員や職員とも日常的に接することになる。つまり、4年間かけて日米両国で幅広い人脈をつくれる可能性があるということだ。

「いろいろなテーマでディスカッションをして、友達もたくさんできるでしょう。グローバルに活躍するためには、そういうネットワークがとても大事になるのです」(フレンチ准教授)

88年の創設以来、常に新しいことにチャレンジし、成果を上げてきた立命館大学国際関係学部。18年度から始まるJDPのチャレンジは、これまでのどのチャレンジよりもさらにエキサイティングで実りあるものになりそうだ。

これからの時代、国家の盛衰は、グローバル人材をどれだけ輩出できるかにかかってくる。

藪中三十二氏
立命館大学特別招聘教授
元外務省事務次官

外務省を退官した翌年の2011年4月から、立命館大学国際関係学部で教鞭をとっています。日本外交の歴史と現状が中心で、自分自身が外交官として直接関わったときの生々しい話をすることもあります。

日本の企業が付き合っている相手は、半分くらいが海外です。自社製品の8~9割を海外で売っている企業もあります。その割合はこれからさらに高くなっていくでしょう。今は否が応でも外国と付き合わなくてはならない時代ですし、海外で人を雇用したりマネジメントしたりする機会も多くなっています。グローバル人材はこれからますます必要になっていきます。

国際関係学部の学生は、当たり前のように海外に行きます。ほとんどの学生が在学中に1回は行くのではないでしょうか。海外からの留学生も多いので、キャンパスでは日本人学生と留学生が普通に会話しています。グローバル人材を育成するにはとてもいい環境です。

来年度からは新しくジョイント・ディグリー(JDP)プログラムが始まります。立命館大学とアメリカン大学が完全に一つのカリキュラムをつくって授業を行うようになるのです。これは、アメリカン大学が立命館大学を信頼し評価していることの証しとも言えます。こういうプログラムはなかなかできるものではありません。米国大使館の公使も「素晴らしい取り組みだ。何でもサポートする」と言ってくれました。ワシントンDCにあるアメリカン大学に行けば、米国の政治を肌で感じながら学ぶことができます。一方、京都には日本の歴史と文化が息づいています。その両方の地で学べることは、立命館、アメリカン双方の学生にとって得難い経験となるでしょう。

これからの時代、国家の盛衰はグローバル人材をどれだけ輩出できるかにかかってきます。国際関係学部からそういう人材を少しでも多く輩出できるよう、私もそのお役に立ちたいと考えています。

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