ネット上であなたの情報はもはや筒抜けだ

データが知らずに売られているかもしれない

ネットに繫がっているかぎり監視・追跡されている(写真:chombosan / PIXTA)
どれくらい、現代の日本において、我々国民の生活は「守られていないのか」。話題の新刊『サイバー犯罪入門 国もマネーも乗っ取られる衝撃の現実』では、恐ろしい現実が明らかにされています!

あなたはずっと「監視・追跡」されている!

「幻冬舎plus」(運営:株式会社 幻冬舎)の提供記事です

監視や追跡をされることに、強い拒否反応がある。プライバシーは侵害されたくない。――これについては、サイバー犯罪に従事する者に限らず、誰でも同じだろう。

JR東日本が2013年に、「Suicaの利用状況のデータ」を販売した。もちろん、個人が特定できないよう匿名化した上であり、駅エリアのマーケティング情報として活用できるようにという目的である。すると、「プライバシー侵害に関する懸念」から騒ぎになり、販売開始から1ヶ月足らずで販売中止となった。

また、2014年には、情報通信研究機構(NICT)が、「約90台の監視カメラを大阪駅ビルに設置する」「そのカメラによって顔を自動識別し、人の流れを解析する」という実験を行うことを発表した。この実験の目的は「施設内での動きや滞留状況を把握する」ためである。この実験においても同様に、「特定の個人が識別できない形に処理した上で、分析を行う」とのことだったのだが、プライバシー侵害に関する懸念が高まったという意見が多く、実験開始の1ヶ月前になって、急遽実施が延期されることとなった。

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