「海が見える」を実現した人の家に行ってみた

憧れの暮らしには工夫がたくさん

置き場所を決めておかないと、あちこちに放置されがちなランドセル。Tくんのランドセル置き場は、リビングの入口です。1階の玄関を開けて2階のリビングに続く階段を上がりきったところに「置くだけ」の収納方法が採用されています。「カゴに入れたり棚に収めたりといった、手のかかる片付けができるタイプではないので、息子が継続できる方法を考えたら『置くだけ』になりました」

学校から帰って玄関を開け、その向かいにある洗面所で手を洗って階段を上がり、そのままランドセルを置く。子どもの動きをイメージしながら収納場所を考えると、自然と片付いた状態が維持できます(写真撮影/片山貴博)

ランドセル置き場の向かいの棚には教科書をセット。子どもが帰宅してランドセルを置き、学校からの手紙や宿題を取り出して翌日の準備をする。……そんな動線を考えて、ものの定位置を決めたそうです。

ランドセルは階段上に「置くだけ」とシンプルですが、ダイニングスペース側からは見えづらい位置なので、置きっぱなしでも目立ちません(写真撮影/片山貴博)

ものが滞留しない工夫

そのほかにも、「夫が帰宅後、スーツのジャケットやバッグをリビングに持ち込まずにすむ動線」や「ベランダから取り込んだ洗濯物をリビングに置きっぱなしにしなくてすむ動線」など、家族が過ごすリビングを快適な状態に保てるよう、“ものが滞留しない工夫“が花垣家にはあふれていました。

リビングを住まいの中心に置いて多用途に使い、家族が集まって思い思いの時間を過ごす「リビ充家族」。みんなが長い時間を過ごす場所だからこそ、がんばって快適な状態を保つのではなく、がんばらなくても快適な状態を保てる工夫が必要なのかもしれませんね。

(文:さいとう きい)

●取材協力
花垣志乃さん HP
整理収納アドバイザー。「湘南ライフデザイン」共同主宰。元インテリアスタイリストとしての経験を活かし、ラクで快適に暮らす土台となる”モノとココロ”の片付けの仕組みを提案。各種講座をはじめ雑誌の監修、収納グッズのアドバイス、イベントやワークショップなどをメインに、新築、リフォームの収納相談やママの起業を応援するサービスも提供している。

 

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