「海が見える」を実現した人の家に行ってみた

憧れの暮らしには工夫がたくさん

「この眺望を手に入れるために、まず夫婦で学生時代に学んだ“三角関数”を駆使して隣家の屋根の高さを計算してみました。すると、リビングの高さを地盤面から5m以上にしないと海が見えないことが分かり、それを基準にして設計をしてもらいました。そういう事情でスキップフロアにするしかなかったのですが、眺望・間取り共に満足しています」

夫婦や子どもの友人、知人が自宅に集まり、食事をする機会も多いという花垣家。見晴らしのよいベランダにテーブルを出し、昼間からランチやビールを楽しむこともあるというからうらやましい!(写真撮影/片山貴博)

ほどよくものが目に付く、“生活感のあるインテリア”が好きだという花垣さんの家では、ものを見せながら収納する「オープン収納」が多く取り入れられています。ものを出しっぱなしにすると雑然として見えがちですが、花垣家のインテリアはすっきりとまとまっています。

「ものをたくさん配置する場所とあまり配置しない場所に強弱をつけると、全体的にものが多くても雑多な印象になりません。元インテリアスタイリストとして、そこに住む家族の気配や暮らしぶりが感じられる空間を数多くコーディネートしてきたせいか、私はものと暮らす“生活感のあるインテリア”に安らぎを感じるんです」

キッチンの横には、家族の書斎スペースを設けています。壁面ぴったりに収まっている長いデスクはDIYでつくったもの。壁に取り付けたオープンシェルフもDIYだそうです(写真撮影/片山貴博)

子どもの興味の対象を隠すより、溶け込ませる工夫

現在、夏休み真っ只中の小学1年生のTくん。5月から海に出て泳いでいるというだけあって、取材当時(梅雨明け前の7月中旬)すでに真っ黒に日焼けしていました。友達と遊ぶときはだいたい外へ出かけることが多いそうですが、自宅で過ごすときの特等席はリビングのソファ前。床が一段高くなっているため、ダイニングスペースやキッチンにいる家族の気配を感じながら遊ぶことができます。

テレビ台がわりにしているチェストの下にボックスを6つ並べ、リビングで遊ぶおもちゃを収納。遊ぶ場所と収納する場所が近いので、出すのも片付けるのもスムーズ(写真撮影/片山貴博)
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