腹筋を全く鍛えてない中年に起こる体の不調

若いときの「栄光の記憶」にとらわれるな

「これでも若いときはけっこう足が速かった」が口ぐせになっていませんか?(写真 : Flatpit / PIXTA)
累計12万部突破のベストセラー文庫『百歳まで歩く 正しく歩けば寿命は延びる!』。30代からシニア層まで幅広くヒット中です。若い頃身に付けた筋力は、中高年になった時、どのくらい役に立ってくれるものでしょう。幻冬舎plusとのコラボで試し読みをお届けします。

 

「幻冬舎plus」(運営:株式会社 幻冬舎)の提供記事です

「これでも若いときはけっこう足が速かった」が、口ぐせになっている人も少なからずいそうです。

若いときは陸上部で鍛えた身体なのに、膝が痛くて今では小走りもできない……。たしかに年をとると敏捷性などは低下します。しかし、走れなくなったのは敏捷性が低下しただけの問題ではないのです。これも、筋肉を動かさないために筋肉が細くなって、筋肉が縮みっぱなしになった影響があります。

いくら、若いときに運動経験が豊富でも、人の何倍もの筋トレに励んだとしても、その後に筋肉を使っていなければ筋肉はついていません。スポーツのプロ、アマを問わず同じで、オリンピックの金メダリストとて例外ではありません。

若いときにつけた「筋力の貯金(筋)」は、たっぷり貯めたつもりでも貯まっていないと思ってください。当然、貯まっていないものは、引き出すこともできません。今も筋力の貯金(筋)があるのは、その後も筋肉を動かし続けた人だけなのです。

ですから、中年になったあなたが特別に運動をしないまま、すでに長い時間がたっているのなら、若いときにスポーツでつけた筋力の貯金(筋)の残高は限りなくゼロに近いでしょう。

そんな減ってしまった貯金をあてにしていると体型は崩れ、体力は低下するばかりなのです。

きんさんから学ぶこと

文部科学省などが行った年齢別の体力テストの結果を見ると、瞬発系の筋力の低下に比べ、握力の低下はそれほどではありません。

なぜかというと、握力はものを握る動作で、どんな年代でも、また外出しない日でも、握る動作をまったくしない日はないからです。このことは前述の、よく使う筋肉の筋力低下が少ないことを証明し、また筋肉をつけるのには高価な器具や特別な場所は必要ではなく、日常的に簡単にできる動作でもセルフトレーニングができることを教えてくれます。

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