「学校給食」が子どもの成績を左右する理由

米国では給食を見直す動きも

バランスの取れた給食は成績にも好影響をもたらします(写真 : msv / PIXTA)

ミネソタ州セントポールのハーディング高校は「90-90-90校」として知られている。生徒の90%がマイノリティ、90%近くが貧困または裕福ではない家庭、そして卒業生の90%(現在は約80%)が進学もしくは就職するのだ。

1日3食、バランスのとれた給食を提供

もちろん、すばらしい数字だ。しかし、この公立学校でなによりもすばらしいのは、十分な食事と適切な栄養が学力向上につながることを理解し、実践していること──全校生徒に1日3食、バランスの取れた給食を出しているのだ。なかには、学校がある日は給食以外ほとんど食べるものがないという生徒もいるだろう。

早めの朝食までに登校できない生徒は、1時間目の授業が終わると代わりの食事が出され、2時間目とのあいだに食べる。夕食は自宅に持ち帰るか、放課後にスポーツをする生徒は練習や試合に持っていく。

生徒にきちんと食事をさせることは、学力の向上にとって最も重要だと、フランス語の教師で給食プログラムの運営に参加しているジェニファー・ファンクハウザーは言う。ハーディング校の教師たちも理解しているとおり、空腹や栄養状態が悪い生徒は学習に苦労することを示す研究はたくさんある。

広くて騒々しい食堂で、数百人と一緒に食事をすることを嫌がる生徒もいる。そこでファンクハウザーは、少人数の落ち着いた「ランチバンチ(グループ)」の場を用意した。

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