「幕末の開国」を面白く簡単に解説してみた

ペリーとハリス、2人のキーマンがいた

これ、どんなお約束かというと、

1、アメリカと日本は、永久に仲良しね。 
2、下田港(静岡県)と箱館港(北海道)開いてね。ここでは薪、食料、石炭がもらえることにしまーす。
3、アメリカの船が難破したら、乗ってる人保護してね。
9、今後もし、日本が他の国ともっといい条件で条約結ぶとするよね。そしたらその条件は自動的にアメリカにもあてはまることにしてー(”最恵国待遇(さいけいこくたいぐう)"っていうよ)。
11、下田に、外交官の人おかせてね。

というのが主な内容です(12か条あったんす)。そのあと、場所を下田に移して、話し合いが続き、細かい条約が決定(下田条約)。

これにより、

200年以上続いていた”制限された貿易”が……

日本が紡いできた一つの大きな約束が……

おわりだお。

ちょっとだけ、国、開きまーす。

ついに、開国の一歩めを踏み出した日本。

このあと、異国との新鮮すぎる交流は、大ハプニングを箱買いしてきます。

外国と日本がミックスされたウエハースは、甘かったり、苦かったり、辛かったり……種類豊富な味を取り揃えて、幕末をサクサクと進んで行くのでした。

黒船にムリやり乗り込もうと考えるブッ飛んだ若者は…

さて、開国した日本の模様をお届けする前に、ここで、黒船サイドストーリーを1つ。

下田にやって来たペリーの船(ポーハタン号)に、ムリやり乗り込もうと考える、ブッ飛んだ若者がいました。その名も

吉田松陰(よしだしょういん。知ってる人多いかな)。

幕末、明治に大活躍する人材を、何人も育てた、長州(山口県)のあの人です。

教育者のイメージが強い松陰ですが、一体どんな人か、まずは前菜を召し上がっていただきましょう。

あるとき、2人の友人と東北に行くことを計画した松陰。当時、旅をするには、自分とこの藩に許しをもらって、通行手形(パスポートみたいなもん)をもらわなきゃダメなんですが、出発日になっても長州藩からの許可が下りない。友人の1人は、兄の仇討ちのために、旅立つというのに……。友の決意を自分の都合で変えることはできない……。よし……。

吉田松陰:「脱藩(だっぱん)してきた!」

宮部鼎蔵(みやべていぞう。松陰のお友達):「脱藩!!!?」

江幡くん(えばた。2人のお友達):「マジでか!?」

脱藩とは、藩を抜けるってことです。これ、勝手にやっちゃったらスーパー重い罪。このときの松陰、藩の許可なく脱藩してるから、犯罪す。

松陰:「東北行くのはこの日って決めたろ。江幡くんが仇討ちするためなんだから、ズラせないよ! なぁ!」

江幡くん:「お、おぅ……(ちょっとひいてる)」

自分が犯罪者になったとしても、友との約束を優先させる男。これがもし自分だったら、「ごめーん! 出発日ズラして!」とお願いしてる姿が容易に想像できます(余談ですが、江幡くん、このあと仇討ちやってません)。

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