夫が認識していない「名もなき家事」の正体

妻のストレスの原因がここに?

10ポイント以上の認識差がある項目を見ると、「トイレットペーパーがなくなった時に、買いに行く」(妻83.0%、夫67.3%)、「靴を磨く」(妻57.7%、夫46.0%)、「町内やマンションの会合に出席する」(妻56.7%、夫46.7%)が挙がった。ほかにも、「食事の献立を考える」、「飲みっぱなしのグラスを片付ける」、「調味料を補充・交換する」、「食べ残しの食品を冷蔵庫にしまう」、「新聞・雑誌などをまとめて捨てる」でも8ポイント以上の差が見られ、妻と夫で家事の範囲に認識の差があることが分かった。

「あなたは以下の作業を家事と思いますか」の回答で妻が夫より多い項目(出典/大和ハウス工業「20代から40代の共働き夫婦の“家事”に関する意識調査」より転載)

家事だと認識しているけど、妻任せ

では、実際に自分がその仕事をやっているから、家事と認識しているという関係があるのだろうか? 結果を見ると、そういうわけでもないようだ。

夫の方が実際にやっている割合が高い項目は、30項目のうち「家電製品の選定・購入・設置する」、「朝刊・夕刊を取りに行く」、「古くなった照明の交換」、「靴を磨く」の4項目しかない。残りの26項目は妻の方がやっている割合が高く、家事の9割を妻が負担しているようだ。が、「靴を磨く」は、妻の方が家事と認識しているにもかかわらず、夫の方が実行している(妻39.7%、夫48.7%)項目だ。

そこで筆者は、実際の作業が妻に偏っている項目に着目してみた。

「食事の献立を考える」(妻97.7%、夫36.7%)

「調味料を補充・交換する」(妻96.3%、夫54.0%)

「手洗い場のタオルを取り替える」(妻95.7%、夫58.0%)

「アイロン掛けをする」(妻67.0%、夫30.3%)

などは、家事が妻に偏っている典型的な項目だ。

妻の方が家事という認識が高いのに、夫は妻の仕事と思っているか、その仕事に気づかないで過ごしているといった事態があるのかもしれない。

次ページ夫が「分かっちゃいるけどやっていない」項目
関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
株主総会で賛成率が急落<br>機関投資家が物言う株主に

低支持率の役員167名を実名公開!低出席率、低ROEなどを理由に、機関投資家は役員選任議案に反対票を投じ始めた。「物言わぬ株主」といわれた機関投資家が変貌した理由は?