「食べないダイエット」に潜む想定外のリスク

ちょっとずつしか食べなくても痩せられない

例えば、Aさんは48歳で、お子さんが2人いるワーキングママ。若いときは痩せていましたが、出産のたびに10kgずつ体重が増え、現在67kgです。

食べていないつもりで実は食べている

Aさんの食事内容を確認すると、「ちょっとだけなら太らないはず」と、朝食は軽くして、おやつをちょっとだけ……。そしてお昼ごはんの前にも、いただきもののお菓子を、これまた「ちょっとだけ」と食べています。お昼ごはんも軽めにして、3時のおやつを食べて、夕食の準備をしながらちょっとおかずをつまんで、夕食のあとテレビを見ながら、またおやつをつまむという生活でした。

このように、太ってしまう人は、食べていないつもりで実は食べているのです。そして問題は食べている回数、とくに間食の多さです。

そんなAさんに私が最初にお伝えしたことは、「一回の間食を2週間続けると、体重が2kg増えますよ」ということでした。

私がこれまで4000人以上の女性の身体をリサーチしてきてわかったことは、ほんの少しでも食べると、どうやら身体は食べ物を消化するほうを優先する仕組みにできているらしい、ということです。そしてその間は、その先の「出す」という排泄の働きをやめてしまうようです。ですから、ちゃんと食間をあけて出すことを優先させてあげなければ、いくら食べる量が「ちょこっと」でも、痩せないのです。

よくダイエットというと、「食べない」ことばかりに目がいってしまいますが、「出す」ことのほうがもっと重要なのです。

そして、身体から排泄する一番の方法は「おしっこ」です。食事をとったあと一定の間隔でおしっこが出ていれば、それ以上は太りません。

そこでAさんには、まず2週間、間食を控え、朝・昼・夜の食事をちゃんと食べてもらうようにアドバイスをしました。もちろんランチは12時前に食べ、食事の間隔を5時間あけ、2時間おきにおしっこが出ているかチェックしてもらったところ、3カ月で、なんと7kgも痩せることができました。

「なんで3食きちんと食べているのに7kgも痩せるの? 食べないほうが痩せるに決まってるんじゃない!?」なんて思う人も多いと思います。

でも、本当に食べないほうが痩せるのでしょうか? 疑問がわいたら試してみないと気が済まない私は、自らの身体を使って以下のような実験をしたことがあります。

まず、1日目は朝から食事をとらず、水分も一切とらずに過ごしました。その日は、一日中カウンセリングの仕事です。トイレには一度も行きたくなりませんでした。朝一番に体重を量り、夜8時に再び計測したところ、体重はまったく減っていません。

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