「ドラクエ風」の観光案内マップが狙うもの

各スポットの説明文もドラクエ調

えちぜん鉄道松岡駅に設置されたドラクエをイメージさせる看板地図=2日、福井県永平寺町松岡神明1丁目

ドラクエ風看板地図がお目見え

あなたがレベルアップする街―。福井県永平寺町松岡神明1丁目のえちぜん鉄道松岡駅に人気ロールプレイングゲーム「ドラゴンクエスト」のイメージで同町を案内する看板地図がお目見えした。福井大の学生が手掛け、若者らしい発想でインパクトを優先させた。興味を持って乗客が駅に降り町を“探検”したくなる仕掛けになっている。

これまで設置されていた看板地図が老朽化し、若者の自由な発想で地域資源を発掘してもらおうと、町が同大と昨年6月から共同研究。延べ160人の学生が関わり、町が175万円かけ3月に整備した。

看板地図は同駅入り口にある横5.4メートル、縦3メートルある巨大なもの。表裏両面に異なる地図を描いた。

ホーム側を向く地図はドット絵のデフォルメされた川や山などの地形を描き、主要な観光地や施設19点を記した。

紹介する各スポットの説明文もドラクエ風に徹底している。町役場なら「町内の情報を収集し、知識がレベルUP!」とし、手繰ケ城山古墳は「手繰ケ城山古墳へ…へんじがない 古代の人は無口なようだ…古代人の神秘の力でレベルUP」などゲームの文言そっくり。説明はほとんどないが、どんな場所なのか思わず興味を持ってしまう地図となっている。

駅入り口側には町にある自販機の位置や、かつてどんな町だったかを知る古い地図を記し一般的な地図情報とはこちらも一線を画す。また学生が町内で撮影した約千枚の風景写真で描いた町キャラクター「えい坊くん」のモザイク画も目を引く。

学生を指導した同大産学官連携本部の竹本拓治准教授は「スマートフォンが普及し、駅の看板地図は見られなくなってきている。『なんだろうこの地図』と思わず降車してしまうものを狙った」と人気ゲームの世界観にした理由を語っている。

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