阪急電鉄はなぜ「学童保育」に参入したのか

阪急タクシーが学校までお迎え

「社会・しごと」のプログラムでは電車の工場見学も(画像提供:阪急電鉄)

電車の工場見学などは、子どもの興味を引く電鉄会社ならではの体験プログラムだ。「Kippo」は、子どもを預かるだけの施設ではない。もちろん、今までの学童保育施設の立地イメージにはない駅チカの便利さ、保育の時間の長さをメリットと感じている人も多いが、その「学び」「遊ぶ」中身が評価されている。実際に、子どもたちが楽しいと言うから通っているという親の声も多いという。

ママたちの声

利用しているママたちの声を紹介しよう。

「週1回程度21時までの延長利用と夕食をお願いして、思いっきり残業するなどメリハリをつけた働き方をしています。「Kippo」がなければ、私のキャリア継続は難しかったと思います。子どもも、公立学童保育施設や家では宿題もきちんと取り組むことができずにいましたが、ここではプログラムに参加するため、まず、集中して終わらせます。低学年のお友達とのコミュニケーションを通しての成長も感じています」(中学年男子の母)

大学院のお兄さんによる科学の実験も体験します(画像提供:阪急電鉄)

「台風のときなど警報が出て学校が休みになっても迅速に対応してもらえたり、働く親にとってとても心強い存在です。家族が一緒に参加できるプログラムがあるのも気に入っています」(低学年男子の母)

「体験プログラムが充実しているところが気に入っています」(低学年女子の母)

話を伺った豊中駅のスクールは、駅の改札からすぐ、同じ建物の中にあった。ワーキングマザーが増え続ける今、その市場の将来性を見越して、多彩な業種が民間学童保育に参入しているなか、鉄道事業者ならではの立地を活かした「kippo」。これからは、会社帰りのお父さん・お母さんが、小学生と手をつないで帰る風景も、いつもの駅でよく見かけることになるかもしれない。

(文:コハマジュンイチ)

●取材協力
阪急の民間学童保育アフタースクールキッポ「Kippo」

 

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