すごすぎる!「入居者のための食堂」の実際

朝食100円、昼食・夕食が500円

【画像8】写真左:コーヒーは挽きたて・フレンチプレスにこだわって。写真右:アニマルフィギュアを呼び出し札として活用。注文品ができると「ぞうさんでお待ちの方!」と呼ばれます(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

そうしたところに魅力を感じて、ほかの街から転居してくる人も目立ってきたそうです。

「おいしくて栄養を考えたメニューのある食堂なんて山ほどあるのに、淵野辺がいい、トーコーキッチンがいいと言ってくださる方が増えている。鍵を開けて入る“いつもの食堂”に安心感や居心地の良さを感じていただいているのかもしれません。この仕組みをおもしろがって来店してくださる方こそが、この食堂を楽しい場所につくり上げているのだと感じます」

導入してくれる不動産が増えればいい

トーコーキッチンは、その仕組みが評価されて、2016年度の「グッドデザイン・ベスト100」「グッドデザイン特別賞[地域づくり]」をW受賞しました。「多くの方々に特許取得を勧められますが、このアイデアを独占するつもりももうけるつもりもありません。皆さんの賃貸ライフを楽しくできたらうれしいので、逆に、どんどんまねして導入してくれる不動産会社があればいいなと思うばかりです」

取材の合間にも入居者に「何かあったらすぐに言ってね!」と気を配る池田さん。「部屋探しと賃貸契約のお手伝いだけが不動産会社の仕事ではない。ほかの街から淵野辺にやってきた方々が安心して暮らせるようにすることこそが大切」との思いを伺い、そんな不動産会社の存在に大きな頼もしさを感じました。

(文・金井直子)

●取材協力
東郊住宅社「トーコーキッチン
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