すごすぎる!「入居者のための食堂」の実際

朝食100円、昼食・夕食が500円

食材はおいしい地元産や近隣商店街で仕入れたものを用いるほか、人とのつながりを大切に考えて、関係者から頂くものも積極的に活用しています。例えば、畑を持つ賃貸物件オーナーが育てた野菜や果物、入居者がお土産に持参してくれる地元名産品など。入居者の家業で扱う食材なども取り寄せることがあるそうです。

そして、利益はなくとも入居者のための食堂をつくろうと考えた目的は、「積極的に淵野辺暮らしを楽しんでもらいたい」ということ。

「実は淵野辺という街は、ここにぜひ住みたいという積極的な強い理由で選ばれることは少なく、大学や職場があるからという理由で住んでいる方が多いんです。たとえそうであっても、せっかくのご縁なので、淵野辺での暮らしを一層楽しいものにしてほしいし、いつの日か愛着をもって淵野辺での暮らしを振り返ってもらえたらうれしい。そう思いながらトーコーキッチンを運営しています」

先進的なサービスで、暮らしを快適に

東郊住宅社では、先代の創業社長の時代から礼金ゼロ・敷金ゼロの仕組みを他社に先んじて積極的に取り組んできました。ほとんどの人にとってこのゼロ・ゼロが入居の決め手となっているそうですが、2015年12月にトーコーキッチンをオープンして以来、入居者専用食堂の存在が入居先として選ばれる一番の理由に加わりました。

家賃は周辺相場と比べて若干高めに設定されていますが、下記の先進的なサービスを受けられることを考えると、「適正価格だと考えます」と池田さん。そうした家賃設定にもかかわらず、東郊住宅社管理物件の空室率は1.5%と低く、2016年6月に同時期の神奈川県の空室率が35%を超えると報道されたことを考えると、かなりの優良ぶりを発揮しています。

●入居者にとってうれしい東郊住宅社の先進サービス
・礼金0、敷金0、鍵の交換費用もなし
・退室時の修繕義務なし
 経年劣化や通常損耗による修繕は物件オーナーが負担する条件になっています。
(入居者の過失・故意による破損の場合は、修繕費が生じます)
・入居者本位の管理サービス
 設備の故障や鍵の紛失など各種トラブルに対して、深夜でも自社で対応するサービスがあります。
・積極的な防犯体制・定期巡回清掃
カードキーをはじめ、センサーライトや防犯カメラ等、各種防犯機器の採用によって常に注意を向けています。お掃除隊による清掃巡回も行い、これが防犯にも役立っています。
・入居者用食堂「トーコーキッチン」で安心の食事環境
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