すごすぎる!「入居者のための食堂」の実際

朝食100円、昼食・夕食が500円

食堂を利用できるのは、東郊住宅社が管理する物件の入居者およそ3000人のほか、物件オーナー約200人、協力関係業者、東郊住宅社社員など。借りている自分の部屋のカードキーで食堂にも入れるシステムです。鍵の保有者と同行すれば、家族や友人も一緒に入店できます。

【画像2】チキンソテー照焼ソースと魚の味噌漬け焼きセット。栄養バランスが良く、食材の味を生かした優しい味です。ご飯は白米と五穀米から選べます。この充実した食事を500円で提供してもらえるのはとてもありがたいことですね(写真撮影/金井直子)

部屋探し中の人も、食堂の利用体験ができます。東郊住宅社の事務所でコーヒーチケットを渡しているので、問い合わせてみてください。利用時には店舗内のスタッフに言って入り口を開けてもらいます。関係者以外の人でもトーコーキッチンに興味があれば、一度は利用することが可能だそうです。

この仕組みを立ち上げたのは、東郊住宅社二代目の池田峰さん。

「入居者の皆さんのための食堂をやろうと決めたのは、全方位にプラスの効果があると考えたからです。入居者さんには健康な食事環境を、入居者の実家のご家族には安心を、物件のオーナーさんや当社には入居率の安定をもたらしてくれます。それに何より、おいしいものは人を幸せにしてくれますしね」とほほ笑みます。

【画像3】写真左:池田さんのレシピを採用したハヤシライス「ハヤシ社長」500円(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)。写真右:朝食はご飯、豚汁、卵料理と副菜2種で100円! 2食頼む学生さんもいるとか。それでも200円!(写真提供/トーコーキッチン)

子どもだけでも、安心して過ごせる場をつくりたい

淵野辺は周辺に大学(青山学院大学、麻布大学、桜美林大学)が点在する学生街。東郊住宅社の管理する物件中、一人暮らし用ワンルームが物件の6、7割を占め、そのうちの8割ほどに学生が入居しています。

食堂の平均利用者数は1日100人ほどで、高いリピート率が特徴。全ての入居者が利用しているわけではありませんが、来店者の多数を占める学生のほか、ファミリ—、夫婦、独身者など、さまざまな入居者がおいしい食事を求めて、日々訪れます。

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