新洗濯表示、追加されたマークの意味とは
22種類から41種類に増加

2016年12月1日から、衣類の「取扱い表示」が変わりました。今までは記号が22種類でしたが、国際規格に合わせて41種類になったのです。洗濯機やアイロンの使い方は変えなくてはいけないのでしょうか? パナソニック株式会社広報課の石井由美さんに、気になる5つの疑問点について聞きました。
洗濯機の使い方は変わる?
新しい取扱い表示に変わることで、洗濯機のコースの選び方や使い方を変えなくてはならないのでしょうか。
「コースや使い方に変更はありません。当社が2016年9月以降に発売した機種は、取扱説明書に今までの取扱い表示と、新取扱い表示を併記しております。なかでもNA-VX9700は、おうちクリーニングコースなど、とくにご注意いただきたいコースについて液晶パネルなどでも表示するようにしてあります。それ以前の洗濯機の場合は、消費者庁のホームページなどにある新取扱い表示の説明をご確認いただき、洗えるか・乾燥できるかなどのご判断をいただくようお願いいたします」とのこと。

洗濯表示は今まで洗濯機のような四角いマークだったのが、新表示では洗い桶のようなマークに統一されます。
そして今までは「弱40」などと強さと温度が表記されていましたが、日本語の表記がなくなり、桶のマークの中に温度の表記だけになります。洗い方の強弱は桶の下の線で表示されます。1本の線が引いてあったら「弱い」、2本線は「非常に弱い」、線がない場合は通常の強さで洗えるという意味になるのです。ただ、これではパッと見でどのコースを選べばいいのかが分かりません。どう判断すればいいのでしょう?
「当社の洗濯機の場合、0本と1本の線については、おまかせコースで洗濯していただけます。2本線はおしゃれ着コースで洗えます。温度も確認してください」と石井さん。